「寺山修司」の検索結果 44件

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詩を書く心・言葉で一瞬を永遠に留める ~寺山修司の少女詩集に寄せて

ハイティーン詩集傑作選もみずみずしい筆致で綴られた可愛い作品ばかりだ。「寺山修司なら読んでくれる」。そんな信頼も感じられる。だから、みな「ポエム」などと自嘲したりしない。自分の言葉を大事にする者は、相手の言葉も大事にできる。幼い詩人に必要なのは、詩を批評する先生ではなく、その詩情を受け止めてくれる優しい大人だろう。 

戯曲『星の王子さま』(寺山修司)現実社会で星はいかに輝くか

崇高な星の輝きは、現実に藻掻き苦しむ大人を決して見捨てたわけではない。 それらは確かに私達の真上に存在し、強い輝きを放っている。 それに気付けば、酔っ払いにも、落ちこぼれにも、星を掴むチャンスはあると分かるはずだ。 もしかしたら、童話の中で見つめる星よりも、勝利の輝きに満ちているかもしれない

寺山修司の名言とモルゲッソヨ

平昌五輪で大人気の『モルゲッソヨ』のアスキーアートがあまりに素晴らしいので、寺山修司の名句と掛け合わせてみました。 モルゲッソヨは立ち会いを許された覗き魔である。 寺山修司の仮面画報より 正しくは、「観客は立ち会いを許された覗き魔である」。 どんな鳥だって モルゲッソヨより高く飛ぶことは できないだ […]

詩心とは世界と人を愛する気持ち 寺山修司 少女詩集

つきよのうみに いちまいの てがみをながして やりました / つきのひかりに てらされて てがみはあおく なるでしょう / ひとがさかなと よぶものは みんなだれかの てがみです 海は、それを見る人の心の鏡であり、それ自体が何かを物語るわけではない。だから、海をどう表現するかを見れば、その人の心が分かる。海が美しいのではなく、海を想う人の心が美しいのである。

母の呪いと子の彷徨 愛憎の輪廻 ~寺山修司の『身毒丸』

寺山修司の作品を読んでいると、母親というのは、それほど醜悪で、身勝手なものかと哀しくなってくる。 そこには、夜なべをして手袋を編んでくれるような、優しい母の姿はない。 放校されたエジソンに、根気よく理科や算数を教えるグレートマザーの姿もなければ、我が子をかばって猟師に撃ち殺される、健気な母鹿の姿もな […]

人生以上、人生以下 寺山修司の『邪宗門』

この箇所で一番好きなのは、『人生以上でも、人生以下でもない』という表現。 存在の虚しさ、他者との関わりの空疎さを、一言で表せば、人生以上でも、人生以下でもない、となるだろう。 悲しい時に笑ったり、女房に相手にされないので人形相手に暮らしたり、現実にそういう暮らしをしている人は少なくない。

『おまえの時代』など永遠に来やしない 『ああ、荒野』寺山修司

新次が少年院を出て来て最初に耳にした「音楽」は村田英雄の「柔道一代」であった。 若いうちだよ きたえておこう いまにおまえの時代がくるぞ 泣きたかったら講道館の 青い畳の上で泣け それをききながら新次はパチンコ屋の地獄の雑踏に背中を洗われながら、じぶんのあまりにも早すぎた人生の挫折について、しみじみ […]

孤独とは慣れるのではなく、利用するもの ~寺山修司の言葉より

一人息子に捨てられた身寄りのない老人が、その孤独さからのがれるために、無差別に話相手を探さねばならない、というのは悲しいことである。しかも、何の共通性も持たない相手に向かって話しかけるためには、サービスとして何か話題を提供せねばならぬ、と知った老人の積極性というやつには、もっと悲しい何かがあろう。

能力の商品化 ~やりたい事と将来の選択(寺山修司の言葉より

若い人が進路を選択する時、一番重要なポイントは「失敗したくない」の一言に尽きると思います。(飢えて、荒野に散ろうとも、オレは漫画家を目指す! みたいな熱血は除く) 日夜、メディアに踊る「○○議員、引責辞任」「○○会社、倒産」「芸人○○、どん底の今」「エリート一家に何が? 息子が父親を刺殺」「低所得に […]

『片思いの詩集』寺山修司 人を好きになることを愉しもう

片思いはレコードでいえば、裏面の曲のようなものです。 どんなに一生懸命唄っていても、相手にはその声がきこえません。 「世界中の恋の数は一定なのだ」と、ロバ先生は言いました。 「だから、ここにひとりの片恋がいるということは、世界中のどこかに、その片割れがいるということなのだ」と。 ぼくは、広い空を見上 […]

『幸せ』が人生の目的ではなく ~寺山修司の『幸福論』より

私も30代前半から半ばにかけて、突然、「幸せ」について考えるようになり、その系統の本にもずいぶん目を通したものです。 女性向けの「愛されて幸せになる!」系のエッセーから、ビジネスマン必読の自己啓発ものまで(デール・カーネギーとか、ジョゼフ・マーフィーとか)、それこそ『幸せ』の二文字で首筋までどっぷり […]

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