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現代の精神的指導者『カラマーゾフの兄弟』随想(2)

長老とは、すなわち、あなた方の魂と意志を、自分の魂と意志の内に引き受けてくれる人にほかならない。いったん長老を選んだならば、あなた方は自己の意志を放棄し、完全な自己放棄とともに、自分の意志を長老の完全な服従下にさしだすのである。

幸福とはどこにあるのでしょう? 『カラマーゾフの兄弟』随想(5)

かりに幸福に行きつけぬとしても、自分が正しい道に立っていることを常に肝に銘じて、それからはずれぬように努めることですな。実行的な愛というのは仕事であり、忍耐であり、ある人々にとってはおそらく、まったくの学問でさえあるのです。

白い巨塔 / 華麗なる一族 山崎豊子

私が山崎豊子の『白い巨塔』に惹かれる最大のポイントは、山崎氏が「医療に関してはまったくの素人であった」という点。 『白い巨塔』は、取材に膨大な時間とエネルギーを費やした。 医学に全く素人である私は、取材の前にまず予習が必要であって、がん手術の取材一つにしても、あらかじめ専門書によって、その順序、周辺 […]

文学への愛は時代を超える 手塚富雄のあとがきより

本人と直接会ったことはない、まして同じ時代に生きているわけでもないのに、その人の存在がすぐ目の前に感じられることがある。 私にとっては、ドイツ文学者で、翻訳者でもある手塚富雄氏がその一人。 手塚氏の『ツァラトゥストラ (中公文庫)』がなければ、ニーチェの永劫回帰に辿り着くことはなかったし、人生の目的 […]

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