カテゴリー:映画

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アイデンティティと自信喪失の時代 『ペレ 伝説の誕生』

現代というのはつくづく自信喪失の時代と思わずにいない。国をあげてワールドカップに熱狂するのも、単なるサッカー好きではなく、連帯の中に自己の帰属や基盤を再確認するからだろう。それはグローバル化が進み、フラットな世界に変じる未来も変わることはないと思う。

底辺にしか分からぬ感情がある シャーリーズ・セロンの映画『モンスター』

いよいよ全てを失い、誰にも相手にされなくなって、明日の生活も立ちゆかなくなったら、人は何を思い、どこに救いを求めればいいのか。 アイリーンの言動を見ていると、この世には、心の善悪も、能力の差もなく、ただただ境遇の差があるだけ――という現実を考えずにいないのである。

勝者が後進に道を譲る時 ヒーローの世代交代『カーズ 3』

人間は部品ではない。去る者、進む者、それぞれに敬意と想像力は必要だ。互いの焦りや苛立ち、侮蔑や野心をぶつけ合ったところで、お互いに後味の悪い思いをするだけだし、後進にとって何の手本にもならない。それよりも、人にはどうしても避けられない宿命があることを、老いも若きも理解し、互いに支え合う方がいい。

お説教ホラー映画『ソウ』~ジグソウが失敗したワケ

2004年に公開されるや否や、ホラー映画としては異例の興行収入を記録し、ついに2010年のシリーズ7作をもって完結したお説教ホラー映画『SAW(ソウ)』。 意表をつく展開で、ホラー&サスペンス好きは必見と言われたこの映画。 私も最終話の『3Dソウ・ザ・ファイナル』を見て興味を深め、第1作から第6作までシリーズ全作をマラソン鑑賞したのだが、様々なエピソードの詰め込みと残虐シーンの連続にお腹いっぱい、まるでブリングルスのチップス缶を一気食いしたような胸ヤケ状態で、ジグソウを演じたトビン・ベルのナツメウナギのような顔だけが深く心に刻まれた(それでも一気に見てしまうほどスピーディで面白かったけどネ☆)

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