映画

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Witness Me とMy name is MAX の意味『マッドマックス 怒りのデスロード』

マックスはなぜ名乗らなかったのか。名前の社会的意義から理由を考察。ウォーボーイの決め台詞 Witness Me の真意は何か。そこには儚く命を終える戦士たちの命をかけた矜持があった。ディズニーランドで出会った吃音の販売員と身体の不自由を長所に転じてハリウッドで活躍する人々をテーマに、アメリカ流の自立と自由について語るコラムも掲載。

映画『ベン・ハー』~聖書とキリスト教の物語~

大きな十字架を背負い、刑場へと向かうナザレの人を見て、ベン・ハーは叫びます。「この人は、僕に水と生きる力をくれた人だ。この人が一体何をしたというのだ?!」「この方は、人類のあらゆる苦痛を一身に背負うために、この世に生を受けられたのだ。ご覧、あの十字架に、人間のあらゆる罪が重くのしかかっているようではないか。これは終わりではない。始まりだ。いずれ、世界中の人々がこの方に付き従って行くだろう」

神は言葉なり 真理が世界を支配する『ザ・ウォーカー』

人間の本性が善でなければ――あるいは、欺瞞よりは誠実を、混沌よりは秩序を、尊ぶものではないとするなら、聖書もこれほど人と深く結びついたりしない。パウロが何を言い聞かせても、社会の隅々まで行き渡っても、一時のブームで過ぎ去り、イエスの言葉などとおの昔に忘れ去られていただろう。

映画『アイヒマンを追え』 なぜ戦犯は裁かれねばならないのか ~歴史と向き合う意義

今、ドイツを中心に、ナチズムや人種迫害の歴史と向き合う作品が増えているように思う。 私が最近観た作品の中では、『ハンナ・アーレント』『帰ってきたヒトラー』『ヒトラー暗殺、13分の誤算』『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち『サラの鍵』(フランスのヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件をモチーフに […]

21世紀の正義と教育 ヒーローとは何か 映画『ローガン』

長期間、連載の続いたヒーローものをどう終わらせるかは案外難しい問題と思う。 梶原一騎の『愛と誠』みたいに、「終わったものは、終わったの! 続編もスピンアウトもあるかい!!」みたいに、本編の『完』で永遠に終わる作品もあれば、だらだらだらだら無駄な展開を繰り返し、とってつけたようなエピソードで収入を繋ぐ […]

最低のクズ映画と酷評されても『ショーガール』が好きな理由 

オッパイぶるぶるのトップレスダンスに、少女漫画みたいな筋書きから、ラジー賞に選ばれた伝説のクズ映画。しかし主人公のノエミはバイタリティにあふれ、ベガスの女王を演じるジーナ・ガーションもセクシーで魅力的。世間が酷評するほど悪い作品ではないというのが当記事の主張。パワフルなダンスの動画をメインに、華麗なるショーガールの世界を紹介。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』紛争ダイヤの悲劇・レオナルド・ディカプリオ最高傑作!

声高に「アフリカは可哀相な国ですよ」「紛争ダイヤを買うことは悪いことですよ」と訴えるのではなく、それに巻き込まれた一般市民の悲劇に焦点を当てることによって、かえって問題提起に成功しており、見終わった後、宝飾店のショーケースに飾られたジュエリーの豪奢な輝きに苦々しい思いを抱く人が大半ではないだろうか。

なぜ小児性犯罪には厳罰が科せられるのか 映画『世紀のスクープ スポットライト』

日本で『小児性犯罪』といえば、何もかもいっしょくたに語られがちだが、『表現の規制』と『ゾーニング』は違うし、『マンガやアニメの表現』と『実在の子供の人権』は似て非なるものだ。なにかといえば、表現の規制だ、独裁だ、と、過剰な反応がかえってくるのも、個々に異なる問題を同じ線上に捉えて、是か非かで結論づけ […]

MAD MAX とパクリと北斗の拳

『北斗の拳』の原作者である武論尊と原哲夫先生を掴まえて「マッドマックスをパクりましたね」という人は皆無でしょう。 あの作品にインスパイアされて北斗の拳が生まれたのは誰もが知ってる話だし、先生自身も公言されている。 マッドマックスだけでなく、ケンシロウ=ブルース・リー、ユダ=ボーイ・ジョージ、ファルコ […]

映画『エイリアン』の生殖とエロティシズム 

エイリアンをデザインしたH・R・ギーガーの芸術を味わう作品でもあります。H・G・ギーガーの作品の根底にあるのは『性』や『生殖』であり、『エイリアン』もそれを受け継いでいる──という一文がありました。 どこで目にしたかは覚えていませんが、「なるほど」と納得行ったものです。 それも含めて、セックスと生殖から見た「エイリアン」のレビューを書いてみようと思います。

Calling you 生きる希望と優しさと 映画『バクダッド・カフェ』より

今も世界中で愛される名曲『コーリング・ユー』と、この曲を一躍有名にした映画『バグダッド・カフェ』を動画とSpotifyで紹介。互いに伴侶を失い、1度は生きる希望もなくした二人の女性が寂れた町のカフェで交流を深め、再び幸せを見出す物語。マジックショーの場面で歌われる『ブレンダ・ブレンダ』の歌詞に象徴されるように、「浮き世の悩みも 魔法で消える」がこの作品のメッセージ。

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