2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

詩と引用

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一度、お前のことを潰したいんじゃないかな、良い意味で

「理事長の真意は僕には分からないけどね。あの人は、一度、お前のことを潰したいんじゃないかな、良い意味で」 「俺を潰す、って?」 「そうそう。お前、ちょっと自分の考えに凝り固まってるところがあるだろ? それを平らに潰して、もう一度、鍛え直すんだよ」 「銑鉄じゃあるまいし、なんで俺がタヌキの思い通りに改 […]

真珠と努力とライフワーク

真珠の核にあるのは、棘だか砂だかの小さな異物。 痛い、苦しいと泣きながら、じっと抱えているうちに、 綺麗な珠になりました――。 愛でも、閃きでも、何ものにも顧みられることなく、 じっと胸に抱き続けることは苦しいものだ。 ダイヤの原石か、ただの石ころか分からぬものを、 ひたすら自分の中で磨き続けること […]

愛の試練は同じ重さでやって来る

同じ顔ぶれ、同じ資本が跋扈する ~なぜ社会のビジョンが必要なのかの中で、ヒロインのリズと、伯母のダナが、恋について語り合う場面で挿入していた台詞。 人生が思いがけない方向に流れていくことに対し、『運命には実体がない。それは幸運でもあり不運でもある』と運命について語り合う。 「いい人なの。自分でもどう […]

真珠 ~この世には、闇に落ちてはじめて分かる美しさがある

太陽が海の恋人なら、月は海の守り神。 夜の海を照らすのは、闇夜に輝く月だから。 星が旅人を導くように、月はその航路を照らして守る。 もし夜に月が無かったら、たちまち暗がりに迷うだろう。 あれは昼の中では用をなさないが、夜には無いと困るのだ。 そんな光のしずくが、夜の底で、輝く白い珠になった。 真珠の […]

涙 ~いつの頃からか 僕は自分の気持ちを話すのが苦手になった

僕はうかつにも涙を流してしまった。 靴の先が丸くにじんだ。 西日の当たる通勤電車。 人の顔はみなどこか優しい。 自動扉にもたれながら、 僕は流れるプラットフォームを見つめる。 涙でぶざまに濡れても、誰も気にも留めない。 話しかける人さえ、ない。 気楽といえば気楽だが、 自分がまるで実体のないもの […]

透き通るように小さな爪

ユキちゃんの手。 生まれた時は、鶏の足みたいにシワシワで、 皮膚なんか今にも破けそうなぐらい薄かったのに、 今はおまんじゅうみたいにプリプリしているよ。 あんまり柔らかくて、温かいので、 いつも両のゲンコツにプチュプチュとキスすると、 甘いミルクの匂いがするんだな。 最近、ユキちゃんは、おしゃぶりが […]

ちょっとだけ待っててね

ユキちゃん。 いつもバタバタして、ごめんね。 掃除。洗濯。買い物。炊事。 やることがいっぱいあって、 いつもユキちゃんをひとりぼっちにさせてしまう。 「お台所をするから、ちょっとだけ待っててね」 そう言って、今日もユキちゃんをベッドに一人、置きました。 こんな時、ユキちゃんは、目をキョロキョロさせて […]

ママが一番好きなのは

ママが一番好きなのは、 お風呂の後、お乳をいっぱい飲んで、 満腹になったユキちゃんが ウトウトし始めた時。 今日も、 いっぱい遊んで、 いっぱい泣いて、 いっぱいお乳を飲んで、 「楽しかったよ」と言っているのが 確信できるから。 ななめ横から見たら、 仏様みたいに貴いお顔をしているよ。 ありがとう。 […]

La Mer ~世界は変わる。 変わると信じた人間が 変えるのだ

心の海が凪いでいる 目の前は 未だ黒い雲が垂れ込め 水面には陽も射さないけれど それを見つめる眼は 不思議なほど穏やか まるで心の海を映し出すように 風は荒ぶり 波は切り立つ それでも彼は水際に立ち 一人静かにつぶやくのだ 「世界中で この海を生かせるのは 私しかいない」 心の海が凪いでいる 目の前 […]

『犬』として扱われること ~本当にお前が社長の飼い犬ならば

理事長のアル・マクダエルに見出され、採鉱プラットフォームに来たものの、出会った時から「犬」呼ばわりされ、自分でも強く言い返せないことがコンプレックスになっている。 ミッションを前に、屋上で、先輩格のマードック、フーリエとビール缶片手に語り合う場面。(これは完成稿から削除しています) 「俺も毎日とりと […]

社長の横でニッコリ笑うだけ? ~笑いながらも学ぶべきことはある

※ 専務室でMIGの事業を学ぶリズに対して 「あまりに広範で、今は事業所の名前と事業内容と資本家計を把握するのが精一杯です。これほど大きな組織を父と伯母の二人で切り盛りしているのが不思議なくらい……」 「一から十まで手綱を取って指示しているわけではありません。エンタープライズ社がいい例でしょう。ここ […]

自分の立ち位置で務めを果たす

君は逆立ちしても『普通の娘』にはなれないよ。 生まれも育ちも、そこいらの女の子とは違う。 たとえ量販店の服を着て、港町のスタンドバーでビールを飲んでも、君が普通でないのは誰の目にも分かる。 俺の母もそうだった。運河沿いの小さな家で暮らしていても、他とはどこか違ってた。 でも、それでいいんだよ。君には […]

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