2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

Novella

第4節 三男アリョーシャ 鷹揚さと生きやすさ 聖痴愚に関する注釈

生まれた時から放置され、従僕に預けられたり、四度も住まいを変えたり、子供らしい幸福な思い出が皆無な長男ドミートリィ、大事に養育されるが他家の世話になっている引け目から気むずかしい性格になる次男イワンと異なり、アリョーシャだけは優しい生母の記憶を宿らせ、周りから愛されて真っ直ぐに育つ。 作中にも、「自 […]

第5編 ProとContra 第三節 兄弟相識る

料亭『みやこ』での語らいはこちらを参照のこと。 江川卓 イワン&アリョーシャと楽しむ『カラマーゾフのロシアンティー(さくらんぼのジャム)』 アリョーシャは、金銭問題と兄弟らの恋愛関係についてカチェリーナと話し合った後、ドミートリィに会うつもりで料亭『みやこ』に出掛けるが、そこには先にイワンが居て、兄 […]

第五編 第三節-4 カインとアベルのたとえ話

アリョーシャは、父とドミートリィの確執を憂い、イワンが早々と去ってしまうことに強い不安を感じている。 それ以前に、ゾシマ長老から不吉な予兆について聞かされたのも、心に大きな影を落としていた。 「兄さんはほんとうにそんなに急に出発するんですか?」 「うん」 「じゃ、ドミートリィとお父さんはどうなるんで […]

第五編 第4節-1 人間は近づきすぎると愛せない

『ぼくはこの神の世界を認めないんだ』というイワン。長兄のドミートリィに『墓石(無口)』と呼ばれ、一見、心の冷たそうなイワンだが、アリョーシャに対しては兄弟らしい情を示し、聞き上手なアリョーシャを相手に、素直に自身の考えや葛藤を語る。 「ぼくは身近な人間をどうして愛することができるのか、どうやってもわ […]

第六編 第一節-1 俗界で生きよ ~何が人間を強く、賢くするのか

死の床にあるゾシマ長老は、心から慕う若いアリョーシャに、「家族のもとへは行ったのだな、兄には会ったかの? あすも行くのじゃ、あとのことはほうり出しても、いそぐがよい。ことによると、まだいまなら恐ろしいことが起るのを防げるかもしれぬ。わたしは機能、あの人の大きな未来の苦しみの前に頭を下げたじゃ」と、将 […]

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