2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

Novella

第一編 第二節 長男を厄介払い カネ、カネ、カネの父子関係

父親に厄介払いされた長男ドミートリィは幼少時からたらい回しにされ、金で周囲の歓心を買う、無節操な人間に育っていく。自分の父親が金持ちの小地主と知った途端、実際以上の資産を受け継げるものと勘違いし、金勘定に長けた父親が自分を騙そうとしていると逆上したところから悲劇が始まる。

第4節 三男アリョーシャ 鷹揚さと生きやすさ 聖痴愚に関する注釈

生まれた時から放置され、従僕に預けられたり、四度も住まいを変えたり、子供らしい幸福な思い出が皆無な長男ドミートリィ、大事に養育されるが他家の世話になっている引け目から気むずかしい性格になる次男イワンと異なり、アリョーシャだけは優しい生母の記憶を宿らせ、周りから愛されて真っ直ぐに育つ。 作中にも、「自 […]

第一編 第一節 淫蕩父 フョードル・カラマーゾフ 指針を欠いたロシア的でたらめさ

不幸の元凶である淫蕩父は金勘定に長けた地方の小地主。愛も責任も持ちあわせない結婚をして、幼い長男ドミートリィを放り出す。右に左に迷走するロシア社会のでたらめさを体現するような人物で、非情というよりは、心の指針を欠いた俗物であるのがありありと解る。

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