2018/07/15 改訂版 「『あなたの悩み、分かるわ』詐欺に気を付けろ」「周りの人をカウンセラーにしない」「人生なんて相談しても仕方がないことが多い」

フランス ~恋の詩~

フランス ~恋の詩~

夜のパリ

三本のマッチ 一本ずつ擦る

夜の中で

はじめのは きみの顔を隈なく見るため

つぎのは きみの目を見るため

最後のは きみのくちびるを見るため

残りのくらやみは 今のすべてを想い出すため

きみを抱きしめながら

- ジャック・プレヴェール -

女性 画家不明

階段を半分降りたところ

階段を半分降りたところに
あたしの坐る場所があるの

これとそっくり同じ階段は
どこにだってない

いちばん下でもないし
てっぺんでもない

だからあたしはいつでも
そこで止まって坐っているの

- A・A・ミルン -

ウィリアム・ウォーターハウス

ミラボー橋

ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
われらの恋が流れる

わたしは思い出す
悩みのあとには楽しみが来ると

日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る

手と手をつなぎ 顔と顔を向け合おう
こうしていると 二人の腕の橋の下を
疲れたまなざしの 無窮の時が流れる

日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る

流れる水のように 恋もまた死んでゆく
恋もまた死んでゆく 命ばかりが長く
希望ばかりが大きい

日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る

日が去り 月がゆき
過ぎた時も 昔の恋も
二度とまた帰って来ない

ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる

日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ わたしは残る

- ギョーム・アポリネール -

【黄昏~evening】

ちょっと変形した女

悲しみよ さようなら
悲しみよ こんにちは

天井のすじの中にも
お前は刻み込まれている

わたしの愛する目の中にも
お前は刻み込まれている

お前はみじめさとはどこかちがう
なぜなら
どんなに貧しい子でも
ほほ笑みながら お前を見せてくれる

悲しみよ こんにちは
ただ燃えるだけの肉体の愛
その愛のつよさ

だけどからだのないお化けのように
希望に裏切られているお前の悲しみ

美しい顔よ

- ポール・エリュアール -

ウィリアム・ウォーターハウス

※ いずれも図書館で借りた本から書き写したものです。本のタイトルも、訳者も全く記憶していません。あしからず。

寺山修司の紹介だった・・

この記事は10年以上前に作成して、いつ、どこで、これらの詩を拾ったのか、まったく記憶になかったのですが、最近、手持ちの本を読み返して、判明しました。

寺山修司の詩や作品もいろいろ紹介していますので、ぜひご参照下さい。

フランス 恋の詩

珠玉のフランス詩集

これほど美しい詩集もまたとない。
四季の叙情と愛を美しいフルカラーの写真と合わせて綴る、まさに溜め息の出る一冊。
フランスの原詩と詩人の生涯、文学についての詳しい解説もあり、「感じたい」「学びたい」方におすすめの本です。
詳しくはこちらの記事をどうぞ→饗庭孝男『フランス 四季と愛の詩』 ~詩と写真で感じる大人の絵本

ロンサール、ユゴー、ネルヴァル、ボードレール、マラルメ、ヴェルレーヌといったフランスを代表する詩人11名の作品を紹介。とりあえずいろんな詩を楽しみたい方、初めての方におすすめ。

プレヴェールの詩集もいいのがたくさんあったのですが、どれも廃刊。
今、入手できる単品ものはこれぐらい。
プレヴェールの詩集は図書館で借りましょう。
私も図書館で出会いました。

2017年に岩波から復刻(?)しているようですね。これは買い!です。
プレヴェールの詩は、どれもシンプルながら、夢と愛があって素晴らしいです。

やっぱランボーは外せません。甘い恋の詩が好きな人にはちょっとハードに感じるかもしれないけれど、官能と情熱の詩が満載です。
参考記事→アルトゥール・ランボーの詩 / サントリーCM映像 / 映画『太陽と月に背いて』

翻訳詩といえば堀口大學の『月下の一群』に尽きる。
教科書でもお馴染みのあの名訳が存分に楽しめる一冊。

堀口に並ぶ名訳といえば上田敏。
こちらも教科書でお馴染みの格調高い作品集である。
フランスの詩的世界と日本語の美しさを同時に楽しめる必読の本。

「童話」ではあるが、様々な示唆と深い哲学性、宗教性に富んだ内容は、大人でも胸を打つものがある。
大人になってから改めて読むと、ほんと号泣しますよ。
第一集には上記で紹介した「人形姫」が収録。
子供向けに編集されたものと異なり、かなりキリスト教的な色合いが強いです。

※その他のフランス詩集は、こちらのリストをご参照下さい

Amazon.jp フランス 詩集 タイトル一覧フランス ~恋の詩~

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