Google Analyticsより便利なアクセス解析『matomo』のフィルター機能を使えば、ビジターの動向がもっと分かりやすくなります。
また、リンク切れの修正にも便利なので、ぜひフィルターを活用してください。
matomoに関する紹介記事はこちらです。

ビジットログにフィルターをかける
セグメントによるフィルタリング
matomoの場合、各ビジターの動きが詳細に分かるメリットが非常に大きいです。
Google Analyticsの場合、各ページへのアクセス数と、大まかな動きしか見られませんが、matomoのビジターログを使えば、サイト内での動き(どのページをどんな風に辿ったか)、外部リンクのクリック、滞在時間、ダウンロードの有無など、細かにチェックすることができます。
デフォルトでは、すべてのビジットに設定されており、期間中の全ビジットログが一覧表示されますが、アクセス数が多い場合、全てのログに目を通すのも大変です。
そこで活用したいのが、フィルター機能。
たとえば、「エラーで404を返したログ」だけチェックしたい場合は、URL/404をターゲットとしたフィルターを設定します。
下図は、訪問したタイトルに URL/404 が含まれるビジットログだけをフィルタリングした結果です。
フィルターの設置の仕方。
新しいセグメントを追加をクリックして、設定画面を開きます。
フィルターの「名前」を入力し、左側のプルダウンメニューからセグメントを追加します。
ビジター、場所、アクション、イベント、リファラーなどで設定が可能です。
さらに、条件を絞り込みます。
下図は、タイトルに「404/URL」が含まれる、404エラー用のフィルタリング。
下図は、3ページ以上のアクセス、もしくは、3回以上のアクションが行われたビジットのフィルタリング。
複数のページを閲覧してくださる方は有り難いですね(*^_^*)
下図は、サイトに5分以上滞在したビジットのフィルタリング。
長い時間、滞在してくださる方が多いと励みになりますね (*^_^*)
目標管理の設定
ビジットログのフィルタリングに似た機能で、フラッグを付ける方法もあります。
たとえば、「申し込みのページを訪問したログ」に緑のフラッグを付ける場合。
左メニューの『目標管理』をクリック。
『新しい目標を追加』を開いて、目標名、説明、対象URLなどを設定。
下図の場合、パターンに「contact」を入れてます。他に、「URLと完全に一致」「正規表現に一致する」が選択できます。
目標設定が正常に機能すれば、上図のように、ビジットログに緑色のフラッグが付きます。
分かりやすいですね。
リンクエラーの修正にはプラグイン『301 Redirects』がおすすめ
リンクエラーの修正と正規URLへのリダイレクトはプラグインがおすすめです。
リダイレクト系のプラグインもいろいろありますが、こちらが一番手軽で、分かりやすい。

転送先URLは、「投稿」「固定ページ」「カスタムURL」「メディア」「Term Archive」の四種類から選べます。
長年、サイトを運営していると、意外とリンクエラーは出やすいので、ビジターさんを迷子にさせない為にも、早めの修正をおすすめします(^^)