海洋小説『曙光 MORGENROOD』について

海洋小説『曙光 MORGENROOD』について

車、スマートフォン、TV、家電、etc。
私達の便利な暮らしは、様々な金属材料に支えられています。
その元となる鉱物資源が、どこで、どのように採取され、製品に加工されるか、まったく気にかけない人も多いのではないでしょうか。
時に鉱物資源は紛争地域に偏在し、政治的、人道的に深刻な問題を引き起こしているケースもあります。
そんな中、もし、誰かが完全自動化された採鉱システムを確立したとしたら?
海底や月面など、これまで考えつかなかったような場所から大量の鉱物資源を採掘できるようになったとしたら?
本作は、ニムロディウムという架空の金属元素を中心に、鉱業、海底鉱物資源、深海調査、海洋情報ネットワーク、建築&デザインなどを通して描いた人間ドラマです。

STORY

第1章 運命と意思

海底鉱物資源の採掘に挑むアルは潜水艇パイロットのヴァルターに出会う。彼が密かに描く『リング』の鳥瞰図を目にしてから、新たな運命の輪が回り始める。その絵には、大洪水で命を落とした父の思い出と永劫回帰の願いが込められていた。

第2章 採鉱プラットフォーム

水深3000メートルの海底から海台クラストを採取せよ。洋上プラットフォームでは急ピッチで準備が進む。ヴァルターは潜水艇での接続作業に挑むが、古参スタッフと意見が合わず、ミッションにも懐疑的だ。そんな中、アルの美しい一人娘リズに出会う。

第3章 海洋情報ネットワーク

ファルコン・マイニング社の進出に戦々恐々とする中、ヴァルターは海洋情報ネットワークの構築を提案する。社会の意見をとりまとめる為、ヴァルターとリズは行動を共にするが、距離が近づくにつれ、喧嘩も多くなる。そこに美しいリズの又従妹が現れ、二人の関係に揺さぶりをかける。ネットワークと恋の行方は……。

第4章 ウェストフィリア

マイニング社と開発公団は北方の島ウェストフィリアの資源探査に乗り出す。ヴァルターは深海調査の要請を受けるが、氷に閉ざされた巨大な火山島には、青い貴石をめぐる悲話があった。虚偽の報告を強要され、科学の良心と脅迫の狭間で揺れ動く中、ヴァルターは潜水艇から実況を開始する。

第5章 指輪

海洋開発の関心が高まる中、アルは有名議員の息子との見合いを画策し、リズは心ならずもMIGの後継者として公の場に立つ。一方、ヴァルターはロイヤル・ボーデン社から示談解消の申し入れを受け、帰郷の念を募らせる。それぞれの想いが交錯する中、二人の愛と『リング』の行方は。

第6章 断崖

社会の牽引役を失ったアステリアでは、混乱を尻目に、巨大海上都市『パラディオン』の建設に向けて大きく動き出す。ヴァルターとリズはそれぞれの立ち位置から懸命に働きかけるが、強硬な勢力の前に抗う術もない。断崖絶壁に立たされたヴァルターの目に映ったものは…。

Character

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曙光 MORGENROOD 上巻

上巻

海底鉱物資源の採掘を前にプロジェクト・リーダーを失ったアルは、解雇されたばかりの潜水艇のパイロットをスカウトする。彼が密かに制作する『リング』の鳥瞰図を目にした時から、アルとアステリアの運命も大きく変わり始める。『運命と意思』『採鉱プラットフォーム』『海洋情報ネットワーク』を収録。
商品詳細 http://amzn.to/2FA2OxU

曙光 MORGENROOD 下巻

下巻

ヴァルターは開発公社のオファーを受けて深海調査に挑む。一方、アルの後継者として表舞台に立ったリズは幸せな結婚を夢見るが、二人の間に意外な影が忍び寄る。混沌とする中、海洋都市の未来と『リング』の行方は……。『ウェストフィリア』『指輪』『断崖』を収録。
商品詳細 http://amzn.to/2DcWUEv

タイトル一覧

サイトでは本作に登場する技術に関する写真や動画、抜粋を掲載しています。
ぜひご参照下さい。

  1. 海底鉱物資源を採掘せよ 潜水艇のパイロットと深海の新物質
  2. 土木と締め切り大堤防 水害から干拓地を守る
  3. これが生だったのか 生きる悦びと自己肯定
  4. 治水と堤防管理 数千年に一度の水害に備えて ~ゲッセマネの祈り
  5. 海は生きとし生けるものの故郷 フランスと海洋科学
  6. 大洪水と心的外傷 繰り返される悪夢と父への疑念
  7. 深海と有人潜水艇 海に広がる豊かな生命の世界
  8. 進まぬ復興と創造的な生き方 ~自分を恥じないこと
  9. 干拓地の惨状と復興ボランティア 心の再建とは
  10. 再建コンペで流れを変えろ 建築家の詭弁と自治体の思惑
  11. 意匠の盗用と運命の舵 そして海の星へ
  12. 鉱業の歴史を変える海底鉱物資源と採鉱プラットフォーム
  13. 鉱業の完全自動化を目指せ 採鉱システムと海上プラットフォーム
  14. 深海の接続作業と採鉱予定区のマッピング
  15. 鉱業権と鉱山会社の寡占 新しい採鉱システムが世界を変える
  16. 完全無人化か、有人潜水艇による目視か 現場の気持ちと経営と
  17. プロの矜持とリーダーの決断 プロジェクトを予定通りに完遂する
  18. 想像力で深海に潜る 永遠の環~すべてのものは形を変えながら永遠に廻る~
  19. 水中無人機の訓練と嵐の夜 父はなくとも日は昇る
  20. 集鉱機の降下と水中の接続作業 ~『運』も成功の要素
  21. 本当の心の強さとは ~無理に鋼になろうとするな
  22. 接続ミッション開始と潜航準備 一つ一つの航海が心の糧
  23. 一つの人生に、一つの目的 人はみな深海に眠る鉱物資源  
  24. 鉱山会社の寡占と海洋情報ネットワーク ~技術は簡単に真似できない
  25. 海洋情報部と庶民の良心 情報行政とデータ共有を考える
  26. 誰がローマのビジョンを描くか 揺れ動く属領と政府の思惑
  27. 生物冶金と新技術の意義 世界に可能性を知らしめる
  28. 親は死んで子の血肉となる:鮭の産卵より
  29. 同じ顔ぶれ、同じ資本が跋扈する ~なぜ社会のビジョンが必要なのか
  30. 建築と社会とCivilizasion 人工島の海洋都市と社会の未来図
  31. 鉱業資源データベースと土地開発 産業振興の基盤
  32. 一般ユーザーに説明する プロジェクト・マネジメントと大衆の理解
  33. それでも人生はいいものだ 。もう一度生きてもいいと思えるくらい
  34. 二つの正義と罪の平原 文明を支える鉱業
  35. 自分を誇れるように ~存在理由などなくても、とりあえず生きてみる
  36. 人間の意思がアイデアの価値を高める
  37. One Heart, One Ocean 海に生きる人々の願い
  38. 深海調査のオファーと資源探査の意義
  39. 血塗られた貴石と科学者の誇り 学界に名誉の旗を立てるだけが学問か?
  40. 深海調査の潜航開始 パイロットの矜持とメテオラ海丘
  41. 大企業と働く人の心 経営者の倫理と法令遵守
  42. 権力に折れるか、科学の良心に従うか
  43. 人間の存在理由と深海の生き物 宇宙の片隅の一期一会
  44. 愛憎の晩餐会と月夜の恋 海洋都市の未来を願って
  45. 海洋科学と子供の未来 ~知的好奇心と勇気こそが社会の糧
  46. 科学の良心と自然への敬意 公聴会と宇宙開発
  47. デザインとは精神の具象 アイデアの対極は『無』
  48. 新しい価値観を受け入れることが人生を変える
  49. 理念のフレームワーク デザインの基礎と社会への思いやり
  50. 庶民を顧みない開発会議と政治の現実 ~社会の分断と公人の無関心
  51. 生きる海は一つ 対立を超えて共存共栄の未来へ
  52. 民意か、自己表現か:公共の芸術としての建築
  53. 嫉妬と競争心 人間としての誇りはどこへ?
  54. 今異議を唱えるか、永久に口をつぐむか 苗木の死は森の死
  55. 対立する二つの海洋都市アイデアと庶民の不安 全ての人に分かりやすく
  56. 運命のプレゼンテーション 価値ある仕事と社会の礎
  57. 鉱業問題が手軽に分かる『コルタン狂想曲』と『ブラッド・ダイヤモンド』
  58. お金だけで人の心は動かせない ~NASA ケネディ・スペースセンター編
  59. 地殻の割れ目と生の哲学 ~グランドキャニオン編
  60. 子孫は火星に行くだろう アリゾナ砂漠編
  61. 海洋小説『曙光 MORGENROOD』について

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