WordPressの高速表示には、「なるべくプラグインを使わない」が定石ですが、キャッシュ系、セキュリティ系、コンタクトフォームや関連記事、のサイトマップなど、必須の機能を搭載しようと思ったら、10個~20個、あるいはそれ以上、インストールするのが普通だと思います。(私も29個、常駐してる)
しかし、コンタクトフォームやSyntax Highlight など、1つか2つの固定ページ、あるいは10本ほどのカスタムポストにしか使わないプラグインもありますね。
コンテンツごとにプラグインを有効・無効化する『Plugin Load Filter』を使えば、記事別、あるいはカスタムポスト別に、ピンポイントで、プラグインの動きをコントロールすることができます。
設定も非常に簡単です。
通常の手順でインストールして、左メニューの『プラグイン』→『Plugin Load Filter』から設定画面を開きます。
設定項目は、『URL Filter for Expert』と『Page Type フィルタ』の二種類があり、『URL Filter for Expert』では、REST API、Heratbeat、 Ajax ごとに、プラグインの有効・無効を指定することが可能です。
REST APIも、Heartbeatも、何のことか分からない人は、いじらないように。
投稿ごとにプラグインの有効・無効をコントロールしたい場合は、『Post Type フィルタ』だけで十分です。
下図のように、緑色のコンセントが『グローバルな有効』、赤色のコンセントが『フィルタリングによる有効化』を意味します。
フィルタは三種類あり、
Normal Mode ・・ 通常の有効(投稿タイプを問わず、グローバルに有効)
Admin Page ・・ 管理パネルでのみ有効
Page Type ・・ 投稿タイプ別に有効・無効を切り替え
当サイトの場合、投稿エディタ『Classic Editor』やアップロード済みの画像を入れ替える『Easy Media Replace』は、管理パネルでのみ有効にしています。
ビジターが閲覧する、通常のページでは、動作しなくても問題ないからです。
他に、バックアップ系やサムネイル・エディタ、ターム管理のプラグインなども、管理パネルでのみ有効としています。
逆に、Amazonアフィリエイトの商品を表示する『AmazonSimpleAdmin』や、投稿リストを作成する『Display Posts』は、ビジターが閲覧するページ上で動作しないと意味がないので、『通常の有効』としています。
他にも、image、 gallery、 videoなど、投稿フォーマットタイプによるフィルター登録も可能です。
各プラグインの動作を設定したら、『フィルター登録』をクリックします。
Page Type ごとに有効化 / 無効化したいプラグインがある場合は、『Page Typeフィルタ有効プラグイン選択』に進みます。
たとえば、プラグイン『Smart Content Protector』について、「Desktopでのみ有効」「通常の投稿でのみ有効」にしたい場合は、下図のようにチェックを入れます。
一番右端の『archive』は、カスタムポスト名です。
次に、投稿(もしくは固定ページ)のエディタ画面で、各投稿での有効 / 無効を設定します。
その投稿(もしくは固定ページ)について、「Desktop上でプラグインを使用しない」場合、下図のようにチェックを入れて、保存します。
設定が完了したら、ビジター用ページで動作を確認します。
プラグインの管理については、『Plugin Organizer』という有名な老舗プラグインが存在するのですが、設定も複雑、かつ重厚で、上級者向きです。
単純に、『コンタクトフォームを固定ページ(お問い合わせページ)だけで使いたい』、『メディアのスライドをGalleryだけで使いたい』という方には、Plugin Load Filterの方が簡単に設定できますよ。
また、各投稿のヘッダーに出現するCSSやScriptの数をある程度は削減することができるので、サイト高速化にも若干、役に立つのではないでしょうか。
興味のある方は、ぜひお試し下さい。
↓ 頭がこんがらがるほど難しい・・
https://ja.wordpress.org/plugins/plugin-organizer/