2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

Novella

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僕の居場所 ~僕は淋しい野良猫~

僕は淋しい野良猫で、帰る場所を探している。 いつでも、どこからでも、帰って行ける場所だ。 夕べ、犬に言われたよ。 「犬はどこででも眠ることができる。自由を愛しているからさ」 だけど帰る場所のない自由なんて、ただ浮いてるだけだ。 もし君が死んだら、君には泣いてくれる人がいるの? 次の日、交差点で、車に […]

好きなアルファベットは何ですか? 言葉こそ世界の扉

皆さんには好きなアルファベットがありますか? 映画「フィフス・エレメント」では、主人公のブルース・ウィルスが、地球を救う“至高の存在”、美女リールーに「地球の歴史をどこまで学んだ?」と尋ねるシーンがあります。 リールーが、「『V』まで」と答えると、「ああ、『V』はいい。いい言葉がたくさんある。Vic […]

人生はまだ開かぬ薔薇のつぼみ

人生はまだ開かぬ薔薇のつぼみ イギリスの誇る詩人ジョン・キーツの詩句、【人生はまだ開かない薔薇の希望】を私流にアレンジしたもので、うちの可愛いミニバラを見る度、いつも思い浮かべる言葉です。 花というのは、発芽する時以上に、開花にエネルギーを要するものです。 硬い種子の殻を破る瞬間も大変ですが、蕾をほ […]

愛の試練は同じ重さでやって来る

同じ顔ぶれ、同じ資本が跋扈する ~なぜ社会のビジョンが必要なのかの中で、ヒロインのリズと、伯母のダナが、恋について語り合う場面で挿入していた台詞。 人生が思いがけない方向に流れていくことに対し、『運命には実体がない。それは幸運でもあり不運でもある』と運命について語り合う。 「いい人なの。自分でもどう […]

『犬』として扱われること ~本当にお前が社長の飼い犬ならば

理事長のアル・マクダエルに見出され、採鉱プラットフォームに来たものの、出会った時から「犬」呼ばわりされ、自分でも強く言い返せないことがコンプレックスになっている。 ミッションを前に、屋上で、先輩格のマードック、フーリエとビール缶片手に語り合う場面。(これは完成稿から削除しています) 「俺も毎日とりと […]

一度、お前のことを潰したいんじゃないかな、良い意味で

「理事長の真意は僕には分からないけどね。あの人は、一度、お前のことを潰したいんじゃないかな、良い意味で」 「俺を潰す、って?」 「そうそう。お前、ちょっと自分の考えに凝り固まってるところがあるだろ? それを平らに潰して、もう一度、鍛え直すんだよ」 「銑鉄じゃあるまいし、なんで俺がタヌキの思い通りに改 […]

社長の横でニッコリ笑うだけ? ~笑いながらも学ぶべきことはある

※ 専務室でMIGの事業を学ぶリズに対して 「あまりに広範で、今は事業所の名前と事業内容と資本家計を把握するのが精一杯です。これほど大きな組織を父と伯母の二人で切り盛りしているのが不思議なくらい……」 「一から十まで手綱を取って指示しているわけではありません。エンタープライズ社がいい例でしょう。ここ […]

宇宙の片隅の一期一会 ~その場に行けるのは一度きり

歯痒い思いをしてるのはステラマリスの科学者も同じだ。予算がなければ調査船も出ない。それでも皆、生涯のテーマと定めた研究に懸命に取り組んでいる。お目出度いかもしれないが、人間の情熱に優るものはない。明日の潜航はどうだ? 面白いものが見つかりそうか?」 「興味深いものはあっても、潜航の機会を生かせそうに […]

自分の立ち位置で務めを果たす

君は逆立ちしても『普通の娘』にはなれないよ。 生まれも育ちも、そこいらの女の子とは違う。 たとえ量販店の服を着て、港町のスタンドバーでビールを飲んでも、君が普通でないのは誰の目にも分かる。 俺の母もそうだった。運河沿いの小さな家で暮らしていても、他とはどこか違ってた。 でも、それでいいんだよ。君には […]

話せば楽になる、というものでもない ~本当に俺の力になりたいなら

「君に話すようなことじゃないよ」 「話すようなことじゃなくても、誰かに言うだけで心が安らぐこともあるわ」 「君はカウンセラーのようなことを言うんだね」 「そうじゃないわ。友人として言ってるの。あなたの力になりたいから……」 「俺、そんな風に言われたら、かえって傷つくよ。ああ、いよいよ俺も年下の女の子 […]

水深4000メートルの愛 ~相手からは見えないけれど

「まあ、それが今まで独身できちゃった所以。もっとも、私のこの顔じゃあ、男も遠慮して寄りつかないでしょうけど」 「そんなことないよ。今からでもプロポーズすればいい。相手は戸籍上、独身だろう? だったら何も問題ないじゃないか」 「……あなた、ずばっと直球な事を言うのね」 「それだけが取り柄でね」 「でも […]

ウミガメ ~親の愛と子供の人生

実際、砂利浜で語り合った後、二人は夜の帳が降りた海岸を寄り添って歩き、時々、立ち止まっては、一つ、二つ、瞬き始めた星を数えた。 あの夜はなぜかしら月が美しく、ふと遠い南の島で目にしたウミガメの産卵を思い出し、その様子をリズに話した。 「満月がね、母親みたいに見守る中を、ウミガメの赤ちゃんが次々に卵 […]

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