2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

Novella

詩を書く心・言葉で一瞬を永遠に留める ~寺山修司の少女詩集に寄せて

ハイティーン詩集傑作選もみずみずしい筆致で綴られた可愛い作品ばかりだ。「寺山修司なら読んでくれる」。そんな信頼も感じられる。だから、みな「ポエム」などと自嘲したりしない。自分の言葉を大事にする者は、相手の言葉も大事にできる。幼い詩人に必要なのは、詩を批評する先生ではなく、その詩情を受け止めてくれる優しい大人だろう。

戯曲『星の王子さま』(寺山修司)現実社会で星はいかに輝くか

崇高な星の輝きは、現実に藻掻き苦しむ大人を決して見捨てたわけではない。 それらは確かに私達の真上に存在し、強い輝きを放っている。 それに気付けば、酔っ払いにも、落ちこぼれにも、星を掴むチャンスはあると分かるはずだ。 もしかしたら、童話の中で見つめる星よりも、勝利の輝きに満ちているかもしれない

能力の商品化 ~やりたい事と将来の選択(寺山修司の言葉より)

若い人が進路を選択する時、一番重要なポイントは「失敗したくない」の一言に尽きると思います。(飢えて、荒野に散ろうとも、オレは漫画家を目指す! みたいな熱血は除く) 日夜、メディアに踊る「○○議員、引責辞任」「○○会社、倒産」「芸人○○、どん底の今」「エリート一家に何が? 息子が父親を刺殺」「低所得に […]

血は立ったまま眠っている

地下鉄の 鉄筋にも 一本の電柱にも ながれている血がある そこでは 血は 立ったまま眠っている 窓のない素人下宿の 吐瀉物で洗った小さな洗面器よ アフリカの夢よ わびしい心が 汽笛を鳴らすとき おれはいったい どの土地を うたえばいい? 戯曲 毛皮のマリー・血は立ったまま眠っている (角川文庫) 『 […]

『おまえの時代』など永遠に来やしない 『ああ、荒野』寺山修司

新次が少年院を出て来て最初に耳にした「音楽」は村田英雄の「柔道一代」であった。 若いうちだよ きたえておこう いまにおまえの時代がくるぞ 泣きたかったら講道館の 青い畳の上で泣け それをききながら新次はパチンコ屋の地獄の雑踏に背中を洗われながら、じぶんのあまりにも早すぎた人生の挫折について、しみじみ […]

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 煙草の銘柄は?

マッチ擦る つかのま海に 霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや 有名な寺山修司の短歌だが、なぜ私はこの時、作者が煙草を吸い、その銘柄は何だったのかと考えるのだろう。 ピース? ハイライト? まさかチェリーということはないだろう。 そして、その海が、なぜ青森だと思うのだろう。 しかも、時間は『夜』で […]

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