2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

Novella

『ぼくはまだ人を殺したことがない』正当化される殺人と歴史の解釈

ぼくはまだ人を殺したことがない。だが、そのことはぼくの名誉でもなければ、汚辱でもなく、ただ機会がなかったというだけのことにすぎないだろう。ぼくの父は、殺人者であった。<兵隊>という名の殺人労働者として戦場に狩り出されてゆき、ニューギニア諸島で何人かを殺した。殺しの代償として貰った勲章は、父の死後、母 […]

「話し合い」より「黙りあい」

私は、現代人が失いかけているのは「話しあい」などではなくて、むしろ「黙りあい」だと思っている。 東京零年 インターネットの普及で、誰もが手軽に発信できるようになった今、この言葉が書かれた昭和の時代に比べたら、「話したい(=書きたい、表現したい、認められたい、etc)」という衝動はいっそう強まったよう […]

姉さんの年が、そのまま世界の年のような気がする

血は立ったまま眠っている 良(=17歳。自動車修理工)は、灰男(=23歳。テロリスト)の舎弟みたいなものだ。 「がらすがあったら石をぶつけろ。壁があったらけとばすんだ」という灰男と一緒に、物を盗んだり、壊したり、を試みている。 そのくせ、どこか臆病で、躊躇いもある。 破壊と従順の狭間に立ち、現実を憎 […]

寺山修司の『ポケットに名言を』

言葉に、殺されたい──と思う。 それまでの世界も、自分自身も、粉々に砕け散って、真っ白な光に洗い流されるような衝撃の中で。 私にとって、寺山修司さんの言葉は、確実に殺してくれる一つだった。 キレイ事はいっさい書かない。 常識とも無縁。 なのに気高く、真実を突いている。 一番感銘を受けたのは、今はもう […]

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