地学の話題

地殻の割れ目と生の哲学 ~グランドキャニオン編

グランドキャニオンは私のバケットリストの一つで、今回、ようやく訪問が叶いました。 凄い所だろうとは想像していたけども、実物は想像以上。ファインダーには収められない美しさでした。 こういう深い峡谷を見ていると、地球というものが人間には計り知れない長いスパンで動き、呼吸し、刻一刻と姿を変えていることを実 […]

科学の良心と自然への敬意 公聴会と宇宙開発

開発か、自然保護かは、世界的な問題です。何でも保護を唱えて、自然を優先にすれば、産業も発展しないし、文明社会の恩恵もありません。 かといって、どこもかしこも伐採し、埋め立てれば、生態系もあっという間に破壊され、それは回り回って、人間の健康を脅かすようになります。 何をもって保護の対象とし、どこからを […]

血塗られた貴石と科学者の誇り 学界に名誉の旗を立てるだけが学問か?

『学術調査の立ち入りさえ許さない』――というのは、某有名企業の鉱山のエピソードからヒントを得ました。 そこでは、従業員の立ち入りには、原理食施設並のセキュリティ・システムがしかれ、エックス線や金属探知機や、あらゆる手法を駆使して、鉱物の不法持ち出しをチェックしているそうです。10グラムでも万単位で取 […]

深海調査のオファーと資源探査の意義

なぜ深い海の底を調べるのでしょう。それも数千メートル隔てた暗黒の世界です。 私たちが『世界』として見ているのは、惑星表面を覆う地殻の、ほんの3割ほどでしかありません。 たとえば、ハワイのマウナケア山は、標高4205メートルですが、海底からの高さは10,203メートル、実体はエベレストよりも巨大な山で […]

鉱山会社の寡占と海洋情報ネットワーク ~技術は簡単に真似できない

鉱業の難しさは、山でも、海底でも、現在の技術で地中の様子を正確に知ることはできない、という点にあると思います。 私が以前、視聴した科学番組では、「現在の技術で正確に把握できるのは、地下10センチほど」という解説がありました。 確かに、地震波を用いた物理探査や、地中のサンプルを採取するボーリング調査、 […]

鉱業の歴史を変える海底鉱物資源と採鉱プラットフォーム

新しい道具を発明して、人々の暮らしをもっと便利にしたいという願いは石器時代から存在しました。 ああでもない、こうでもない、先人らのたゆまぬ努力と工夫があったからこそ、私たちはエアコンやスマートフォンを持つに至ったのです。 技術革新は、時に大量破壊兵器や環境汚染などを生み出し、人を傷つけもしますが、ウ […]

海底鉱物資源を採掘せよ 潜水艇のパイロットと深海の新物質

マンガン団塊やコバルトリッチクラスト、海底熱水鉱床に代表される『海底鉱物資源』の存在は20世紀半ばから知られてきました。 世界中の海洋機関で研究が進められ、様々な採鉱システムのモデルが設計されてきましたが、いまだ商業的に採算のとれる採鉱システムは確立されていません。 もっとも、パプアニューギニアで展 […]

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