政治と社会

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幸福な笑顔を世界に伝播 映画『ミニオン』とファレル・ウィリアムスの『Happy』

初めてファレル・ウィリアムスの『Happy』を見たのは、世界がテロの斬首動画に震撼していた頃。一方で恐怖、一方でHappyを唱える、地上の二つの真実について考察。決して溶け合うことのない対岸の価値観もハッピーな笑顔で変えられるのか。平和を願う声は空しいのか。それが聞こえなくなった時こそ世界滅亡のカウントダウンが始まるというコラム。

映画『アイヒマンを追え』 なぜ戦犯は裁かれねばならないのか ~歴史と向き合う意義

今、ドイツを中心に、ナチズムや人種迫害の歴史と向き合う作品が増えているように思う。 私が最近観た作品の中では、『ハンナ・アーレント』『帰ってきたヒトラー』『ヒトラー暗殺、13分の誤算』『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち『サラの鍵』(フランスのヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件をモチーフに […]

若い人は現代史を勉強した方がいい

歴史の勉強といえば、鎌倉幕府とか、足利尊氏とか、年代や人名を暗記するのに多くの時間を割くと思うが、若い人は近代史と現代史、とりわけ戦後から21世紀にかけての流れをじっくり勉強することをおすすめする。なぜ、こんな世の中になったのか、よく分かるから。 現在、深刻化した問題の大半は70年代に芽が現れ、80 […]

アイデンティティと自信喪失の時代 『ペレ 伝説の誕生』

現代というのはつくづく自信喪失の時代と思わずにいない。国をあげてワールドカップに熱狂するのも、単なるサッカー好きではなく、連帯の中に自己の帰属や基盤を再確認するからだろう。それはグローバル化が進み、フラットな世界に変じる未来も変わることはないと思う。

リーダーシップとは何ぞや『猿の惑星・新世紀』

政治とは取捨選択のプロセスである。 一つを選んで、一つは切り捨てる。 それが正解であろうと、間違いであろうと、多くの意見の中から一つを選び取り、国家の舵取りを行う。 学生時代から、班長やら、学級委員長やら、何度も務めてきた人なら分かると思うが、メンバー全員の言い分に一つ一つ頷いていては、プログラム一 […]

映画『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』中国の台頭と移民コミュニティ

1980年代、早くも21世紀の中国台頭について予見していたマイケル・チミノ監督のアクション映画。ニューヨークのチャイナタウンを舞台に、昇竜のように勢力を伸ばすチャイニーズ・マフィア(=ジョン・ローン)とNY市警(=ミッキー・ローク)の攻防を描く。80年代を代表するイケメン俳優の瑞々しい演技と存在感が光る傑作を画像と動画で紹介。

運命のプレゼンテーション 価値ある仕事と社会の礎

人と社会にとって一番大切なのは『伝えること』です。気持ちも、アイデアも、相手に伝えないことには始まりません。 一方、『伝えること』には、常にリスクも伴います。無視、誤解、反発といった、ネガティブな反応です。 だからといって、伝えなければ、誰にも理解されません。何も言わずにおれば、安全圏にいられるかも […]

対立する二つの海洋都市アイデアと庶民の不安 全ての人に分かりやすく

どんな素晴らしいコンセプトも、大勢に伝わらなければ意味がありません。創作する側は、得てして自分の価値観に囚われがちですが、時には、分からない側の視点から、それでいいのか、欠けているものは何か、見つめ直すことも大切です。 ここでは『パラディオン』という巨大海上施設の建設に不安を感じる大多数と、それを推 […]

今異議を唱えるか、永久に口をつぐむか 苗木の死は森の死

社会が正常に機能して、発展するには、二つの要素が不可欠です。一つは、不正の指摘が許されること。もう一つは、大衆に不正を不正と感じる規範があることです。不正を指摘しただけで投獄されるような社会では、到底、自由公正はのぞめませんし、大衆に不正を不正と感じる規範がなければ、政治も経済もまともに機能しません […]

生きる海は一つ 対立を超えて共存共栄の未来へ

どこの世界も手厚く保護されるグループと、何でも後回しにされて取り残されるグループがあります。公的支援は公平が建前とはいえ、将来性のある方が優先され、すでに頭打ちが目に見えている方は十分な支援も受けられず、いっそう衰退する定めにあります。それが自然競争であり、淘汰といえばその通りかもしれませんが、人が […]

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