社会派ドラマ

1/2ページ

映画『アイヒマンを追え』 なぜ戦犯は裁かれねばならないのか ~歴史と向き合う意義

今、ドイツを中心に、ナチズムや人種迫害の歴史と向き合う作品が増えているように思う。 私が最近観た作品の中では、『ハンナ・アーレント』『帰ってきたヒトラー』『ヒトラー暗殺、13分の誤算』『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち『サラの鍵』(フランスのヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件をモチーフに […]

なぜ小児性犯罪には厳罰が科せられるのか 映画『世紀のスクープ スポットライト』

日本で『小児性犯罪』といえば、何もかもいっしょくたに語られがちだが、『表現の規制』と『ゾーニング』は違うし、『マンガやアニメの表現』と『実在の子供の人権』は似て非なるものだ。なにかといえば、表現の規制だ、独裁だ、と、過剰な反応がかえってくるのも、個々に異なる問題を同じ線上に捉えて、是か非かで結論づけ […]

映画『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』中国の台頭と移民コミュニティ

1980年代、早くも21世紀の中国台頭について予見していたマイケル・チミノ監督のアクション映画。ニューヨークのチャイナタウンを舞台に、昇竜のように勢力を伸ばすチャイニーズ・マフィア(=ジョン・ローン)とNY市警(=ミッキー・ローク)の攻防を描く。80年代を代表するイケメン俳優の瑞々しい演技と存在感が光る傑作を画像と動画で紹介。

韓国映画『シュリ』 南北首脳会談に寄せて~自由に行き来する魚のように

南北首脳会談は1999年の映画の中では夢だった。なぜ韓国では『シュリ』が熱狂的に支持されたのか。興行成績でタイタニックも超えたアクション大作を画像付きで紹介。南北の川を自由に行き来する小魚シュリに願いを託して、北朝鮮工作員の女性と韓国情報部の恋人の愛と悲劇をスリリングな展開で描く。

映画『デッドマン・ウォーキング』 ~死刑制度をどう考えるか~

当たり前のことだが、死刑は死んではじめて形の執行が完了する。どんな状況にあっても絞首して殺さなければ死刑にならないのだ。 暴れようが、気を失おうが、なんとしてでも踏み板の上に立たせ、首にロープを掛けなければならない。    果たして、刑罰を重くすることによって、少年犯罪は激減するのか、罪を犯した少年は改悛し、きちんと社会復帰するのか──こればかりは施行してみないと分からない部分も多い。     何故なら、件数は減っても凶悪化する可能性はあるし、人を殺すような少年には社会復帰などして欲しくないという反感情もあるからだ。    

映画『ブラッド・ダイヤモンド』紛争ダイヤの悲劇・レオナルド・ディカプリオ最高傑作!

声高に「アフリカは可哀相な国ですよ」「紛争ダイヤを買うことは悪いことですよ」と訴えるのではなく、それに巻き込まれた一般市民の悲劇に焦点を当てることによって、かえって問題提起に成功しており、見終わった後、宝飾店のショーケースに飾られたジュエリーの豪奢な輝きに苦々しい思いを抱く人が大半ではないだろうか。

人類の希望とは何か? EUの未来を予見する映画『トゥモロー・ワールド』

英国は国境を封鎖し、不法移民の取り締まりを強化する。政府関係者のセオはアフリカ系の若い女性を保護するよう要請されるが、なんと彼女は人類が18年ぶりに経験する妊婦だった。崩壊する世界秩序とテロに揺れる国際都市の様相を生々しく予見する。人類最後の希望となる赤子を抱いて、政府軍とテロリストが応戦する中を脱出する場面は映画史に残る美しさ。

映画『シンドラーのリスト』とアウシュビッツ収容所

久しぶりに映画『シンドラーのリスト』を見た。 こちらのTVP1というチャンネルで放送していたのだが、何度見ても言葉を失う映画だと思う。 ちなみにアメリカでは『シンドラーのリスト』だけが唯一、CMなしのノーカットでTV放送されるらしい。 我が家はクラクフにアクセスしやすいこともあって、人が訪れる度に「 […]

Top