2018/06/05 改訂版 「親を捨てよ 家を出よう」「大学には行った方がいいの?」「好きなことをして生きるは正解か」を追記

オスカル

無名戦士の墓 ~名もなき祖国の英雄たち

欧州各地に存在する無名戦士の墓。歴史の書物に刻まれるのは一握りですが、その足下には、何十億という人々が存在します。「ベルばら」では、民衆の側について戦うことを決意したオスカルが「我らは名もなき祖国の英雄になろう」と兵士たちを奮い立たせる場面があります。名も無き人々の墓碑は未来に向かって、誰が語るよりも確かな平和のメッセージを送り続けています。

無知は知の始まり オスカルさまと野菜スープ・貴族が貧者の現実を知る時

大貴族の令嬢に生まれ育ち、華やかなベルサイユ宮殿の世界しか知らないオスカルが、ロザリーの手引きで、初めてパリの貧しい庶民の暮らしを体験する場面。「分かったつもり」でも、何一つ理解していなかったことを思い知り、後のバスティーユ攻撃に繋がるエピソードです。ポーランドの病院の食事や施設を動画と写真で紹介。

母の愛は馬車より強し ロザリーのお母さんの勇気

「文句があったら、いつでもベルサイユにいらっしゃい」のポリニャック伯爵夫人の捨て台詞で有名なロザリーのお母さん轢死事故。実際、町中を走る馬車の速度は徐行する車より勢いがあります。ロザリーの生みの母であるポリニャック伯爵夫人を呼び止めようと身体を投げ出したお母さんの心情は想像して余り在るというコラム。

ベルばら・コード サクレクール寺院を探せ 池田理代子の創作秘話より

ベルサイユのばらを創作するにあたって、池田理代子先生は「図書館や出版社の資料室に行って、日本で手に入れられる限りの本を資料にしました。実物はまったく見ずに写真を見て絵を描いていたわけです」。連載後、フランス革命時には存在しなかったサクレクール寺院が描かれていることを読者から指摘されます。その箇所はどこでしょう。

恋する瞳 ~人はなぜ眼差しに惹かれるのか~

視神経は大脳に直結するため、心に思ったことがダイレクトに現れます。「ごらんあそばせ、王妃さまのあのまなざし。夫のある身でありながら、まあはしたない。あんなにうっとりと見とれたりなさって……」という台詞があるように、人間の目は心そのものです。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラの「星のような睫毛」をモチーフに、目の魅力について語ります。

さようなら、オスカル ~少女から女へ変容の時

私にとって、マリー・アントワネットというのは、「囚われの女性」だった。好きでもない男性に嫁がされ、人間として正直に振る舞う自由もなければ、自分らしくいられる場所もない。しきたりに縛られ、好奇の目にさらされ、たえず偽りの笑みを浮かべながら、見せかけの自分を生きる……。

恋人たちの夏時間(ベルサイユのばらに寄せて)

 ヨーロッパの夏の日照時間は長い。 夏至の頃には、夜の九時を過ぎても、まだ顔の見分けがつくほど明るく、広場も、食後のビールを楽しむ人々でごった返している。夏のこの季節、「夜」と言えば、十時以降を差し、「十時になったから帰ろう」ではなく、「さあ、これから街に繰りだそう」なのである。 もっとも、マリ […]

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