ピアノの名曲

1/2ページ

映画『Shine』とラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

一人の芸術家が、一つのテーマに挑む様は、凄まじくもあり、神々しくもある。 それは生活に役立つ道具を生み出すわけでもなければ、数十億の市場を作りだすわけでもない(スターウォーズみたいにヒットすれば、そうなるかもしれないけれど)。 正直、この世に美しい曲や物語が誕生したところで、不況や国際問題が解決する […]

究極のピアノ・インストゥルメンタル『Mystic River』by ENZO

数あるピアノ・インストゥルメンタルの中でも、メランコリックで透明感あふれる曲調が印象的なENZO。 ところが、このアーティストについて調べても、調べても、どこにも情報がない! 同じENZOでも、カンツォーネ歌手や作曲家の情報なら見つかるが、この曲を手がけたENZOの情報だけは皆無なのだ。 謎のピアニ […]

生きていても仕方ないような夜でさえ ~ビル・エバンスを聞きながら

壊れそうでもいいじゃない。 その人が周りを傷つけるのでなければ、壊れかけの心でもいいと思う。 今にも折れそうな心を星の糸で繋ぎとめて、夜を友に生きて行く。 強いだけが全てじゃないし、善いことだけが世界を輝かせるわけでもない。 もろいもの、はかないものにも、命を生きる価値がある。 たとえ生きていても仕 […]

アンドレ・ワッツのピアノ・リサイタルに寄せて / ラフマニノフピアノ協奏曲とリスト名曲集

「一流」とか「巨匠」とかいうタイトルは誰が決めるのだろう。時には、それに属さぬ人が、生涯忘れ得ぬような名演を残すことだってあるはずだ。あの夜のワッツは本当に神がかっていたし、あれほどの演奏を2千円ポッキリで聴けた私もなんと幸福だったのかと思う。

帝王リヒテルのチャイコフスキー『ピアノ協奏曲第一番』/ ショパンのエチュードOp10, No.4

ロシアの三大ピアニストと言えば、「リヒテル、ギレリス、ペトロフ」というのが一般的らしいが、私はあえてここから一名を差し引いて、『リヒテル&ギレリス』の両名をもってクラシック・ピアノの最高峰と位置づけたい。 そりゃもう、通に言わせれば、「ミケランジェリがいるだろ」「ホロヴィッツはどーした」と、さんざん […]

ショスタコーヴィチ・ピアノ協奏曲とディズニーアニメの美しい融和

クラシックの名曲に共通して言えること──それは、「音楽的=絵画的」ということだ。 スラブを渡る風や、鐘に包まれた古い町並み、橋の上にたたずむ人の哀しい翳りが、まるで一枚の絵のように目の前に浮かぶ。 あの名曲を絵画にしたい──頭の中に広がる音のイメージを形にしたい──という思いは、きっと音楽が生まれた […]

Top