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底辺にしか分からぬ感情がある シャーリーズ・セロンの映画『モンスター』

いよいよ全てを失い、誰にも相手にされなくなって、明日の生活も立ちゆかなくなったら、人は何を思い、どこに救いを求めればいいのか。 アイリーンの言動を見ていると、この世には、心の善悪も、能力の差もなく、ただただ境遇の差があるだけ――という現実を考えずにいないのである。

勝者が後進に道を譲る時 ヒーローの世代交代『カーズ 3』

人間は部品ではない。去る者、進む者、それぞれに敬意と想像力は必要だ。互いの焦りや苛立ち、侮蔑や野心をぶつけ合ったところで、お互いに後味の悪い思いをするだけだし、後進にとって何の手本にもならない。それよりも、人にはどうしても避けられない宿命があることを、老いも若きも理解し、互いに支え合う方がいい。

脅迫などとんでもない 『ブラックジャックによろしく』にはめてみた

あなたの友人だって、わたしに同じ事をしたではないですか。公衆の面前でわたしの作品をけなし、利欲の権化のように批判した。わたしの作品にも哲学はあります。田舎の価値観と相容れないだけで、わたしにもわたしなりの公共心があり、芸術への献身があります。

幸福の80%はお金で買える 映画『マネーモンスター』

皆さんが預けたお金はどこにあるのでしょうか。昔は取引銀行に行って、金庫室を開けると、そこに金塊があったものでした。今は違う。皆さんが汗水たらして働いたお金は、光ケーブルの広大なネットワークの中を駆け巡る、エネルギー粒子でしかありません。なぜでしょうか。スピードを求めたからです。金融取引はスピードが命。他人との競争です。しかし速さだけを求めて突っ走っていると、パンクしてしまうことがあります。

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