有吉京子の『SWAN』

有吉京子の『SWAN』を読んだら -『若者と死』 ミハイル・バニシリコフの若い狂気

とある屋根裏部屋、若い男が独りで待っている。そこに乙女が入ってくる。彼女こそが彼の不幸の原因なのだ。彼は身を投げ出す。彼女は彼を押し戻す。彼は哀願する。彼女は彼を侮辱し、嘲笑し、その場から立ち去る。彼は首を吊る。

有吉京子の『SWAN』を観る(2) ~カルラ・フラッチの「ジゼル」~

国立バレエ学校の一期生となった聖真澄は、モスクワで公演される『眠りの森の美女』の主役・オーロラ姫を希望し、勝ち気なクラスメートの由加さんや、京極小夜子と競いますが、やはり実力の差で主役抜擢は叶いませんでした。 しかしながら、ロシアの名教師アレクセイ・ミハイロフの徹底した基礎訓練により、真澄の踊りは著 […]

有吉京子の『SWAN』を観る(1) ~マヤ・プリセツカヤの黒鳥~

北海道の地方のバレエ教室に学ぶ聖真澄は、ロシアの名バレリーナ、マヤ・プリセツカヤの『白鳥の湖』を観るために、東京の会場に駆けつけます。しかし、チケットは既に売り切れでした。 が、どうしても舞台が観たい真澄は、警備員の制止を振り切ってホールに飛び込み、プリセツカヤの踊る黒鳥(ブラック・スワン)に感銘を受けます。 一方、若手ホープとして期待される鳳バレエ学校の優等生、京極小夜子は、パートナーの草壁飛翔とともに、プリセツカヤに花束を贈呈するために楽屋を訪ねます。 そこへ真澄が現れ、プリセツカヤと、王子ジークフリートを演じたアレクセイ・ミハイロフの前で、裸足のブラック・スワンを踊って見せます。

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