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テキストエディタをメインで使用する functions.php 記述(ブロックエディタのデメリットとは)

目次

テキストエディタをメインにするfunctions.phpの記述

WordPressで投稿を作成する際、テキストエディタをメインで使いたい場合は、使用中のテーマ・テンプレートのfuncitons.phpに次の一文を追記します。

参照: How To Change the Default Editor

上記のコードが上手く動作しない場合は、下記を試してみて下さい。

参照: WordPressの投稿エディタの初期値をビジュアルからテキストにする方法

テキストエディタをデフォルトにすれば、投稿画面を開いた時、常にテキストエディタが優先され、望まぬ形での、ビジュアルエディタによる自動整形を回避することができます。

また、テキストエディタをデフォルトに設定しても、投稿の作成中に手動でビジュアルエディタに切り替えることは可能です。

Gutenberg も普通に使えます(disable Gutenberg系プラグインの無効化は必要)

逆に、ビジュアルエディタをデフォルトにしたい場合は、下記のように追記します。

なお、全面的に『テキストエディタのみ』にする場合は、『ユーザー > プロフィール > ビジュアルリッチエディターを使用しない 』のチェックを外しておきましょう。

参照サイト ↓
How to keep using the classic editor as the default option in WordPress 5
https://www.templatemonster.com/help/wordpress-set-default-editing-mode.html

テキストエディタをメインで使う理由

Gutebergエディタは、記事を装飾するには便利ですが、テキスト主体のクラシックなブログにはほとんど必要ない機能です。

なぜなら、下図のように、余計なタグが過剰に挿入されて、本文のリライトや推敲、テキストデータ(CSV)のエクスポートや検索、一括置換といった、テキスト関連の作業の邪魔になるからです。

Gutenbergの余計なタグ

サイト主によっては、投稿がまとまった量になれば、新規ドメインにエクスポート&インポートしたり、テキストだけ抽出して電子書籍を作成したり、投稿を全面的に見直して、リライトや結合、削除、分割など、本文に手入れすることが多いと思います。

その際、Gutenbergのように、段落ごとに  wp:paragraph {"className":"has-border -border02","fontSize":"normal"}  のようなタグが入ると、作業の難易度が高くなります。

これまでなら、ExcelやCSVエディタを使って簡単に俯瞰できた文章も、余計なタグに邪魔されて、本文(テキスト)だけ抽出することが不可能になります。

たとえば、私はよくWP ALL Export & Inportのようなプラグインを使って、本文やタグ、パーマリンク、抜粋などを抽出して、電子書籍や有料ノートに応用したり、サイト整理の参考にするのですが、テキストエディタで作成した投稿は、CSV形式でエクスポートすると、下図のように、テキストだけ拾い出せるんですね。

あとはセル単位でコピーしたり、一括置換したり。

データのインポート(上書き)も簡単ですし、外部エディタで編集したからといって、記事のデザインが大きく崩れるようなことはありません。(HTMLタグさえいじらなければ)

Gutenbergの余計なタグ

ところが、Gutenbergのように、本文にWordPressのタグが入り込んでくると、テキストエディタで作成した時のように、テキストだけさくっとコピーしたり、用語を一括置換したり……という、テキスト周りの作業が非常に難しくなります。

下手すれば、コンマが一つ飛んで、インポートした際にレイアウトが大きく崩れることにもなりかねません。

CSVに限らず、xml形式やsql形式も同様です。

図解やボックスを多用して、パンフレット的なサイトを作っている場合は別ですが、テキスト主体のサイトにとっては、本文にWordPress独自のタグが多量に入り込んでくるのは、決して目出度いことではありません。

むしろ、俯瞰やリライトの邪魔になるし、いざ電子書籍や他のコンテンツに応用しようとした時、WPのタグを取り除くだけで、何時間とかかってしまうと思います。

他にも本文だけ抽出する方法はあるかもしれませんが、一般には、タイトルや本文など、必要な項目だけ、CSV形式で抽出するケースが大半だと思います。

そう考えると、Gutenbergで投稿を作成するのは、後で大きなリスクを負うことになりかねないと思うんですね。

「書いたら書きっぱなしで、見直しも再編もしない」という方は別ですが、ある程度、投稿が増えたら、「電子書籍にしたい」「再編集して、メールマガジンや有料noteなどに活用したい」等々、先々の展望がある方は、なるべくテキストエディタで作成して、文中のタグも最小限、かつシンプルな記述に整えることをおすすめします。

h2タグとか、div class="red-box" みたいに単純なタグなら、外部エディタの一括変換で、簡単に置換や削除ができますので。

テキストエディタ派におすすめのプラグイン

WordPress開発元も、将来的にはGutenberg一つに絞って、クラシックエディタのサポートも停止するようですが、現時点では、テキストエディタ(ビジュアルも含む)で過去記事を作成したユーザーが大半ですし、『テキストエディタで作成した投稿はGutenberg形式に移し替えることができない』(Gutenbergでも使えるが、コードエディタとして編集することになる)という欠点がある限り、そう簡単に廃止できないし、古参のWordPressユーザーが許さないと思います。

ネット全体を見ても、まだまだテキスト主体のサイトが大半ですし、コラムやニュース記事を手掛ける多くのブロガーにとって、カバー写真とか、Q&Aボックスとか、ほとんど必要ないですからね。(せいぜいトップページやプロフィールをカラフルに飾るぐらい)

むしろ、テキスト主体のサイトであれば、シンプルで、タイポグラフィ的なデザインの方が、はるかに読みやすいと思います。

ともあれ、WordPressのテキストエディタは有志の手で存続すると思いますので、プラグインを上手に使って、「投稿はテキストエディタ」、「ランディングページはGutenberg」のように使い分けましょう。

disable系のプラグインもいくつかありますが、私のおすすめは、投稿タイプによって『有効 / 無効』の切り替えが可能な『Disable Gutenberg』です。

Disable Gutenberg
https://ja.wordpress.org/plugins/disable-gutenberg/

下図のように、投稿タイプ別に『有効 / 無効』を切り替えることができます。

プロフィールやサイトマップに使う固定ページ、宣伝やお知らせとして使うブログパーツは、Gutenbergで編集すると分かりやすいですね。

投稿タイプごとにGutenbergを有効/無効に切り替える

CSVファイルを活用したい場合は、『WP All Export & Import』が最強ですが、こちらはフィルタリングや画像インポート機能が有償になりますので、無料で手軽に体験したいなら、『WP Import Export Lite』をおすすめします。

こちらも一部有償になりますが、WP All Export & Import のほぼ全ての機能が無料で使えます。

操作画面が英語なので、WordPressデータの構成を知らないと、理解するのがちょっと難しいかもしれません。

それでも、テキスト主体のサイトにとって、CSV形式でのデータ保存は不可欠ですし(特に本文)、カスタムフィールドを積極的に使っている方にも非常に便利です。

SQL形式のバックアップだと、「テキストだけ参照する」ということが出来ませんので。

タイトルと本文だけでも、ワンクリックでコピペできる状態で保存しておけば、何かの時、すぐに投稿の再作成ができますよ。

WP Import Export Lite
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-import-export-lite/

もっと単純に、お試し的に、CSV形式でエクスポートしてみたい方は、こちらのプラグインがおすすめ。

解説が英語の長文なので、ハードルが高そうに見えますが、WordPressのインポート機能と大差ないです。

管理画面で、エクスポートしたい項目にチェックを入れて、『Export Post CSV』をクリックするだけです。

WP CSV Exporter
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-csv-exporter/

追記 『Gutenberg(ブロックエディタ)』に乗り換えるべきですか?

最近、「テキストエディタの使用は止めて、一日も早く、Gutenberg(ブロックエディタ)に切り替えた方がいい」という意見を見かけますが、これも本当に良し悪しで、サイトの性質によっては、上記に挙げたように、テキストデータに、大量のWordPressタグが入り込んで、将来的に電子書籍に活用したり、本文を一括編集する際に、必ず後悔すると思います。

WordPress歴10年以上、実際に、幾多の投稿を有料マガジンや電子書籍に活用してきた経験で言いますが、テキストメインのサイトは、ブロックエディタの導入は見合わせた方がいいです。どうしても使いたいなら、ランディングページやプロフィールに限定しましょう。後々のことまで考えて投稿を作成しないと、しょうもない編集作業で時間を取られて、泣きを見ますよ、ほんとに。(note.comで大量のノートを作成している人も同様。どうやってエクスポートするつもりなのか。いちいちコピペでエディタに落とす? あほくさいですね。CSVで一括エクスポートする機能もないのに)

確かに、テキストエディタのサポートは、2021年に終了しますが、上記のような理由から、テキストエディタを継続したいユーザーは、世界的にはまだまだ多いし、『Disable Gutenberg』のように、2022年以後も対応すると宣言しているプラグインもあります。多分、テキストエディタのプラグインが有料化しても、お金を払ってでも使い続けたいという人は、何十万、何百万と存在するんじゃないでしょうかね。私もその一人です。

誰かが「ブロックエディタに切り替えろ」と号令をかけたら、右に倣えで、私も、私も……となりやすいけども、自分が手掛けているサイトの本質をよくよく考えて、将来的にこれらの投稿をどうしたいのか、明確な指針を持った上で、上手に取り入れて下さい。

私も、最初は、DIVタグがちょっと入るだけかと思っていたら、段落ごとに wp:paragraph {"className":"has-border -border02","fontSize":"normal"}  wp:heading {"className":"is-style-section_ttl","style":{"color":{"text":"#b38540"} みたいなタグが挿入されて、「こりゃダメだ」と痛感しました。

ショップサイトやビジュアル系サイトならまだしも、テキスト主体でこれほどタグが入り込んでは、バックアップの難度も上がるし、SQLファイルやXMLファイルから、投稿内容を読み取るのも非常に難しくなると思います。

テキストをがりがり書く派の人は、慌てて飛びつく前に、ぜひご一考下さい。

この記事を書いた人

石田 朋子のアバター 石田 朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。1998年よりホームページを運営。PCと車が大好きな80年代のサブカルファン。WordPressとは10年以上の付き合い。普段はぼーっとしたお母さんです。小説より漫画とアニメに詳しいヲタで、昭和の名作漫画は大半の台詞を空で言うことができます。東欧在住。本を買ってくれたら喜びます。

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