秀丸エディタの複数行コメントとマーカーを使いこなそう 

2017年3月8日

編集や推敲をしていると、「要見直しの文章」「全体のキーとなる段落」「削除していいパート」など、今すぐに判断のつかない箇所がたくさん出てきます。

そんな場合は、すぐに削除したり、上書きせずに、色付けやマーカーで保存することをおすすめします。

秀丸エディタの場合、「記号を使った色付け」「マーカー機能を使った目印」が可能なので、上手に利用して、編集の手助けとして下さい。

複数行コメントによる色付け

「その他」→「ファイル別のプロパティ」→「デザイン」→「複数行コメント」を選択し、『追加』で目印となる「開始文字列」「終了文字列」「表示方法」を設定します。

記号は何でも構いません。解りやすいものを設定して下さい、「大文字/小文字の区別」も、全角+縦書きメインなら、チェックオフでいいと思います。
記号と記号で文字をはさむ場合、「正規表現」はチェックオフにします。

表示方法は、「デザイン」で、色や文字体を設定します。
全角+縦書きメインなら「強調表示」「行の強調表示」「特に強調表示」の差別はありません。(ソースコードの場合、重要ですが)

@で挟むとこんな感じ。

色分けの方法として、

キーとなる部分、重要な段落・・赤系

後で要見直し・・青系や緑系

削除していいかも・・薄灰色

あとは「折りたたみ機能」で閉じておけば、執筆の邪魔になりません。

余った部分は、EVERNOTEなどにストックして、ブログに使い回すといいですよ。

なんでも消さずに保存しておきましょう(^^)

マーカー機能で目印をつける

長文に及ぶと、どこに何を書いたか、要見直しはどこか、ぱっと思い出せないこともあります。

一太郎だと「付箋」がありますが、秀丸エディタに付箋はつけられないので、マーカーで代用します。

デフォルトでは「検索」のメニューの中に入っています。

しかし、デフォルトだと、文書を閉じた時にマーカーも消えてしまうのでマクロを使います。

カラーマーカー系のマクロもいくつかあるので、便利なものを二つ。

(1)StringMarker Ver.0.08 – 指定文字列だけの彩色表示

http://hide.maruo.co.jp/lib/macro/stringmarker008.html

このマクロを実行するには、田楽DLL という別個のマクロが必要なので、下記のページからIzhファイルをダウンロードして、解凍します。
この際、「32bit版」「64bit版」では設定の仕方が少し異なりますので、「田楽DLL 64bit」で検索して下さい(あちこちのサイトに情報が散らばってるので探しにくいですが)。以下は、32bit版のやり方です。

田楽(でんがく)サーバ Ver.2.50
http://hide.maruo.co.jp/lib/macro/dgsv250.html

DengakuDLL.dll というファイルのみを、秀丸エディタをインストールしたフォルダ内に置きます。
ファイルを置くだけで田楽が実行可能になります。
(私は、その他のファイルはMacroフォルダに置いています。行方不明になるので)

マクロの登録方法は、こちらを参考にして下さい。

マクロ専用フォルダを作成し、解凍した実行ファイル .mac を登録します。「マクロ」→「マクロの登録」

この場合、StringMarker.mac がマーカーの実行ファイルとなります。

たとえば、「ドイツ語の新版には」という箇所にマーカーを入れたい場合、該当箇所を選択し、「マクロ」→「マーカー」を選択すると、このようなメニューが現れます。(よく使うマクロは、キー割り当てでファンクションキーに当てておくと便利です)

yellowならこんな感じ。

各種の色調は、解凍したマクロフォルダ「StringMarker」の中にある StringMarker.ini(構成設定ファイル)で変更することができます。上書き保存すれば、反映されます。

複数のマーカーを設置し、どこに何があったか呼び出したい場合は、文字を選択しない場所(余白など)で「マクロ実行」すると、このようなメニューが現れます。

「カラーマップの保存」をクリックしなくても、文書を保存して閉じる時、自動的にマーカーも保存されます。
復元する場合は、文書を開き直した時に「カラーマップの復元」をクリックすればOK。

マーキングした部分は「カラーマーカー行を抽出」で、下記のようにテキスト表示されます。後で編集する時の参考になりますね。

カラーマーカーユーティリティ

 
http://hide.maruo.co.jp/lib/macro/colmarkuty.html

実行ファイル ColMarkUty.mac を登録したら、マーキングしたい文字列を選択し、マクロを実行します。

マーカーした文字列の上で、さらにマクロを実行すると、次のようなメニューが現れます。

『カラーマーカーの一覧』を表示すると、こんな感じ。すぐその場所にジャンプできるので、一太郎の付箋と同じような感じですね。

『マーカーペンの選択』で、色を変えることもOK。

前述の「StringMarker」がマーカーの色分けで分類するとしたら、こちらは、単純にマークしたい部分を色づけする、しおりのような感じ。

マーク一覧を編集画面で手軽に呼び出したいなら(マーカーの色にはこだわらない)、こちらの方が便利です。

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