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Scrivenerをプロット構築と資料整理に使う方法

2021年3月下旬、Scrivener 3 Windows版がリリースされました。
一部は日本語メニューになっています。
製品紹介とダウンロードは公式サイトからどうぞ。
30日間の試用が可能です。

3系の主な改良点
・ コルクボードのインデックスカードに本文の冒頭が自動表示されるようになった。
(いちいち説明文を記入する必要がないので、これは大きな進歩です)
・ コルクボードのインデックスカードに『自由配置』が追加(以前はMac版のみ有効)
・ テキスト編集画面をQuick Referenceとしてポップアップ表示できる(別ウィンドウで表示)
やっと使えるツールになったという印象です。ただし下書き+プロット構築のみに限ります。

https://www.literatureandlatte.com/
Scrivener: Get your words out.

プロット構築のツールをお探しの方は、マインドマップ『XMindの使い方』もご参照下さい。

" 1276 更新情報 "

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目次

更新情報

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宇宙文明を支えるレアメタルと海の惑星をめぐる企業の攻防を描いた人間ドラマ。
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Scrivenerについて

Scrivenerの基本設定でも紹介しているように、アウトラインプロセッサとしては非常に優秀なソフトウェアですが、「アルファベット圏を対象としており、日本語環境では全ての機能が完全に動作しない(辞書機能や文字カウントなど)」「Windowsへの対応が遅れている(元々、Mac向け)」「現行バージョンは高DPIに対応していない」など、デメリットも目立ちます。

それでも、論文の下書きやプロットの構築、資料整理には向いていますので、興味のある方は、ぜひトライして下さい。

Scrivenerをプロット構築に使う方法

※ 縮小で表示している画像はクリックすると拡大します

プロット用のレイアウトを作成

本来、Scrivenerのエディタ部には本文を記入するのですが、縦書き不可であるのと、日本語環境の場合、辞書機能や文字カウント機能などが正常に動作せず、不要なメニューが煩わしい為、私は原稿の執筆には使用していません。(秀丸エディタと一太郎のみ)

しかしながら、プロットの構築と、関連資料のクリップ、およびメモ書きには便利なので、それ専用の使い方をご紹介します。

こちらがプロット用レイアウトです。

文字がぼやけているのは、私が高DPIのPCを使っているからです。プロパティの互換性で是正する方法もありますが、私の環境では上手くいかなかったので、興味のある人は、「Windows10 互換性 高DPI」あたりのキーワードで検索して下さい。有志のカスタマイズ情報がたくさんUPされています。

プロット用の画面

プロット用レイアウトの作り方

View → Layout → Split Vertically を選択して、作業画面を縦に二分割します。

Scrivener ラベル

次にバインダにフォルダを作成し、左側にOutlineの画面を表示します。
ツールバーのアイコンをクリック。

ツールバーでアウトライン画面に設定

アウトライン画面

初期状態では、「ラベル」「状態」も表示されるようになっていますが、本当に必要なケース以外はオフにしてOK。

アウトラインの項目を表示 / 非表示

タイトルとシノプシスをどんどん追加していきます。

アウトラインのテキストを追加

右クリック → Add → New Textで、新規テキスト(ノート)を追加するか、

New Textを追加

画面下部の、ノートのアイコンをクリックして、New Textを追加。

New Textを追加

次に、右画面に目的のText(ノート)を開き、View → Inspect で表示したい項目を選びます。

もしくは、View → Layout → Inspect で表示。

そのパートに関連する情報、メモ書き、ファイル、URLなど、記入してきます。

資料画面とInspect

Scrivener ツールバー

資料ノートと下書きをリンクする

パートの下書きは別フォルダに保存しておきます。

Scrivener オプション

下書きとリンクしたい資料のノート上で右クリックして、Scrivener Link(アプリ内リンクのこと)→ リンクしたいテキストを選択すれば、自動的にリンクが挿入されます。

関連資料のノートにリンク挿入

Scrivener Link

またScrivener Link上で右クリックして、Open Document Link in → Other Editor を選択すれば、もう一方のエディタ画面にリンク先のテキストが表示されます。

別のエディタ画面で開く

レイアウト画面の保存

現在の作業用レイアウトが気に入ったら、Window → Layouts → Layout Manager を開き、画面下方の『+』 をクリックして、レイアウト名を記入。

レイアウトマネージャー

必要に応じて、次の二点をチェックします。

Save outliner and corkboard setting (アウトライナーとコルクボードの設定も保存する)

Preserve all meta-data appearance options (全てのメタデータの表示設定を維持します)→ Inspectのこと

レイアウトの保存

上記のように、アウトライン機能を応用すれば、プロット+資料整理が効率よく行えますので、Evernoteと併せて、小説や論文の執筆にお役立て下さい。

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