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WordPressでウェブ小説を作る前に考えよう メリット&デメリット

先に結論を書いておきますね。

WordPressで小説サイトを作って成功するパターンは三つしかないです。

1) 既に知名度があって、ファンとの交流や販促が主目的。
  小説コンテンツはあくまでサンプル(プロモーション)として公開
  
2)自身のコンテンツ(小説)が検索エンジンに強い

3)誰もが知っているキャラクターの二次創作である

あなたが無名の書き手なら、検索エンジン経由でビジターが集まらないことには話になりません。

1000ページ書こうが、2000ページ書こうが、検索エンジンで上位表示されなければ、存在しないも同じことだからです。

それが小説投稿サイトと大きく異なる点です。

たとえるなら、小説投稿サイトはコミケのブースに出品するようなもの

会場を訪れる人は、みな小説が目当てですから、比較的簡単に読者と繋がることができます。

その点、ウェブサイトは銀座の駅前でチラシを配るようなもの

道行く人すべてが、小説に興味があるとは限りません。

たまたまチラシを受け取っても、興味のない内容なら、ポイと捨てて終わりでしょう。

そもそも検索エンジンは「知りたいことを探すツール」であって、「文学的に優れたコンテンツを提供するサービス」ではありません。

検索エンジンの意味する『上質なサイト』とは、「訪問者にとって有益な情報」であることが大前提です。

たとえば、「ヴェニス 観光」で検索したとしましょう。

検索エンジンは、文章の上手い・下手ではなく、訪問者にとって、どれだけ有益な情報が掲載されているかを重視します。

おすすめのホテル、美味しいレストラン、便利なアクセス、宿泊費などです。

ヴェニスがどれほど美しい町か、上手に書き綴っても、検索エンジンは評価しません。

著者が有名であるとか、「素晴らしい旅行記」とSNSで拡散するのでもない限り、誰も見向きもしないでしょう。

逆に、中学生レベルの作文でも、「アイドルのエッチな話」「秒速で1億稼ぐ方法」「必ず痩せるダイエット」みたいな、大勢が知りたがっているネタなら、どんどんアクセスを集めることができます。

もし、あなたが、まったくの無名で、ネットに知り合いもなく、「これから自作の小説を発表します!」というゼロ地点であれば、WordPress(個人サイト)で集客するのは、非常に難しいと言わざるをえません。

ネットコンテンツとえいば、TwitterやYouTube、大手メディアのニュース記事がメイン、検索エンジンの何たるかもよく知らない人は、「ブログを開設すれば、検索エンジンを通して、たくさんの人が見に来てくれる!」と期待するかもしれませんが、検索エンジンも、昨今のネットユーザーも、それほど単純ではないです。

近頃は、Googleの通常検索ではなく、SNSで情報収集する人も多く、「Googleで個人の小説サイトをいちいち検索するなんてダルい。カクヨムやPixivで、ランキングを辿っていく方がラク」という読み手も少なくありません。

喩えるなら、大勢がコミケ会場に足を向ける中、路上で一所懸命にパフォーマンスしても、誰も見向きもしない……という事です。

そして、現状では、SEO専門家やプロのライターがスキルを駆使して、アクセスアップを狙っても、上位表示は非常に難しいのです。(皆さんが日常的に目にする有名人やインフルエンサーの記事は、たいてい、「ねとらぼ」や「BuzzFeed」など、大手メディアに掲載されている寄稿記事でしょう)

それは、作家も同様です。

たとえば、デビュー前の松尾芭蕉や夏目漱石が現代に生きて、小説サイトを運営したとしても、上位表示は難しいでしょう。

国宝レベルの文章でも、「蛙が池に飛び込むと、ぽちゃんと水の音がした」とか「名も無い猫がにゃーにゃー鳴いている小説」とか、そんなキーワードで検索する人は何所にも存在しないからです。

今、彼等の作品が検索結果に上位表示されるのは、「日本中の誰もが知っていて」「日常的に検索されるから」です。

文才だの、センスだのは、全く関係ありません。

実際、作家が個人的に運営しているブログの記事を、通常検索で目にしたことがありますか?

ほとんど無いでしょう。

毎日、アクセスするのは、彼等の熱心なファンぐらい。

プロの作家の日記でさえ、容易には人の目に付かないのが、今のGoogleの仕様なのです。

そんな中、無名の、あなたのオリジナル小説など、誰が興味を持つでしょう?

たとえ、魅力的なキャラクターや、魔法の武器が登場しても、誰も知らないものは検索されないし、検索されないものは、ネット上に存在しないも同じこと。

太平洋のど真ん中で、一人で叫んでも、誰も見向きもしないのです。

それなら、小説を読みたい人が集まる小説投稿サイトを利用した方が、よほど効果的です。

あるいは、SNSと併用して、ひたすらPRするかです。

しかし、SNSに関しては、「フォロワー数」と「作品の評価」は全く別ですし(多くのフォロワーは暇つぶしの野次馬)、一目で内容が把握できるイラストや動画と違って、文章は理解されるまで非常に時間がかかります。「続きは次のページをクリック」とリンクが貼ってあっても、面倒だから、クリックしない人が大半でしょう。

結局、SNSのフォロワー集めに必死になって、肝心の作品がまったく上達しないようでは、本末転倒だと思いませんか?

それならせっせと作品を作って、小説投稿サイトに投稿するか、新人賞に応募する方が、はるかに近道です。

自分は「ブロガー」や「SNSのインフルエンサー」になりたいのか、「作家として認められたいのか」、もう一度、自分自身に問いかけてみましょう。

それでも・・・

どうしてもWordPressで小説を公開したいなら、専門性の高いものにしましょう。

歴史、経済、神話、AI、バイオテクノロジーなど、ある分野に特化した小説なら、それに興味のある訪問者を呼ぶことが可能です。

たとえば、明治維新をテーマにした歴史小説なら、「坂本龍馬」「勝海舟」「西郷隆盛」といった実在の人物名を織り込むことで、検索エンジンにアピールしやすくなります。

あるいは、小説のサイドコンテンツとして、明治維新にゆかりのある町や出来事、当時の文化風俗などを特集すれば、それをきっかけに、小説も読んでくれる人があるかもしれません。

しかし、訪問者が期待しているのは、史実としての「坂本龍馬の生涯」とか「西郷隆盛の功績」なので、小説にはあまり興味を示さないかもしれません。

それぐらい、ネットで小説を読んでもらうのは難しいのです。

大事なのは、あなたがどんな目標をもって、それを達成するには、どんな手段が適正か、しっかり考えることです。

太平洋のど真ん中で、一人、必死に藻掻いても、ネットの海では、誰も同情すらしてくれないのです。

追記 2020年2月26日

目次

WordPress=個人サイトを作るメリットとデメリット

【2017年1月の初稿より】

上記を踏まえた上で、WordPressで小説サイトを作るメリットとデメリットについて、簡単にまとめておきます。

WordPressとは何か。他のブログサービスや、小説投稿サイトとの違いは?

WordPressとは、ブログを出力する為のプログラムです。

はてなブログに喩えれば、「はてなのサービスそのもの」と言えば、分かりやすいでしょうか。

はてなブログのユーザーは、いわば「寄稿者」です。

ブログの出力機能、そのものを管理するわけではありません。

その点、WordPressは、自分自身が「はてなのサービス」となって、レンタルサーバーを契約し、WordPressというプログラムを管理し、記事を管理します。

自分自身がサイトオーナーになるので、当然、経費はかかるし、組織的なバックアップもありません。

仲間がない人にとっては、まさに「ゼロからの出発」となります。

では、はてなブログとWordPressの違いは何か……といえば、第一に「制約が存在しないこと」でしょう。

はてなブログでも、note でも、他社が提供するサービスは、「無料版で広告の設置は不可」「アフィリエイトはAmazon一択」「アダルト小説はダメ」「サービスが終了すれば、コンテンツも消える」等々、様々な制限があります。

もちろん、レンタルサーバーにも「反社会的なコンテンツ、アダルト系は禁ずる → 違反したら、アカウント凍結」という決まりはありますが、どこまでを良しとするかは、サイトオーナーの判断に委ねられます。

たとえば、乳袋の浮き出た三角ビキニの美少女イラストを掲載した場合、noteなら「規約違反です」「他のユーザーが不快に感じるコンテンツを投稿しないで下さい」と警告されるかもしれません。

しかし、レンタルサーバーは、そこまで厳密に審査しませんから、はるかに自由度は高いです。

万一、サーバー会社から警告されることがあっても、そういうコンテンツがやりたいなら、「アダルトOK」のサーバーに引っ越せばいいだけの話。

アフィリエイトや、ネット集客も、自分の裁量で行うことができます。

第二に、「WordPressはコンテンツを自分自身で管理できる」。

がっつり記事を書きたい人には、これが不可欠です。

何故なら、他社のサービスは、いつ終了するか分からないし、サービスが終了すれば、自分のコンテンツも消えてしまいます。

また、何年も更新しない放置アカウントは、一方的に削除されることもあります。

人気サービスでも、「タイトルやコンテンツをCSVやテキストファイルとしてエクスポートできない」ところもありますし、「エディタにこんな機能が欲しい」「管理画面の不具合を直して欲しい」と要望を出しても、すぐには反映されません。要望そのものが無視されるケースが圧倒的に多いです。

その点、WordPressは、サイト内の全てのコンテンツを、テキスト、CSV、XHTMLなど、様々な形式でエクスポートして、ローカルに保存することが可能ですし、最近では、投稿をPDF化、ePub化する有料プラグインも登場しています。バックアップツールも非常に高機能で、自分がちゃんと管理する限り、サービス側の都合でコンテンツが一方的に削除されることもありません。

自身の投稿の一つ一つを「作品」とみなして、真剣に取り組むならば、他社にお任せよりも、WordPress(自サイト)の方が、圧倒的に優れているのです。

同様のことは、小説投稿サイトにも言えます。

なろう小説も、Pixivも、数年後には消えて無くなるとは思いませんが、管理会社の合併や責任者の交代、資本関係、等々で、仕様が大きく変わることは有ると思います。

自分は今のエディタ機能が好きなのに、トップが○○さんに変わってから、使いにくくなった、とか。

××からユーザーが流入して、雰囲気が悪くなった、とか。

運営側にクレームを入れても、そう簡単には変わりませんし、「お上に従え」は小説投稿サイトも同じです。

コンテンツも、方針も、自分で仕切りたいなら、WordPressで自サイトを作るのが最適です。

WordPress運営の経費はどれくらいかかりますか?

レンタルサーバーも、ピンキリで、WordPressに必須の「MySQL(データベース)」が使えるサービスなら、月額200円~300円から利用可能です。

しかし、格安サーバーの場合、「遅い」「しょぼい」「自動バックアップ機能がない」など、サポートは乏しいので、長期で使うなら、月額1000円前後の本格的なレンタルサーバーをおすすめします。

WordPress初心者は、月額200~300円のレンタルサーバーから始めて、慣れてきたら、本格サーバーに移行するのが一般的です。

また、自サイトを運営するなら、独自ドメインが必要です。

.com .net .org など、一般的なドメインは年額1000円前後。

.xyz .mobi .red など、聞き慣れないドメインなら、年額100円~500円ほどで取得可能です。

法人向け、教育機関向け、SEO的に価値の高いものであれば、年額数千円~数万円になります。

.com を取得して、格安レンタルサーバーで始めるなら、初期投資は、サーバー入会費も含めて、初年度5000円前後・・といったところでしょうか。

サーバー会社やドメイン会社の中には、「今だけ入会費無料」「ドメイン五割引き」など、頻繁にディスカウントセールをしているところも多いので、契約する前に、SNSなどでまめに料金チェックすることをおすすめします。

SEO=検索エンジンに強いって、本当ですか?

WordPressは、あまたのブログツールに比べ、内部構造が最適化されていると言われています。

以前は、WordPressが圧倒的に有利だったのも本当でしょう。

しかし、昨今のGoogleを見ていると、「WordPressが強い」というよりは、「WordPressを運営するほどに、高い意識とスキルを持った人が、いろんな知識を駆使して、ガッツリ記事を書くので、上位表示されやすい」というのが、実態ではないかと思います。

たとえば、note や アメブロみたいに、「誰でも気軽に」というサービスは、ユーザーもSEOなど深く考えませんから、数行程度の日記で済ませたり、何ヶ月も放置したり、検索エンジンから見れば「低品質」なコンテンツが多いです。

また、どんな優れたコンテンツが存在しても、note なら note.com、アメブロならameblo.jp というドメインで一括りにされますから、同じドメインの中で他の投稿者と競り合うことになりますし、ドメイン全体の評価が下がれば、頭一つ抜き出るということが難しくなります。

その点、WordPress+独自ドメインなら、自分の看板だけで勝負しますから、不利と言えば不利ですが、一度、勢いに乗ったら、どんどん検索結果に反映されるメリットがあります。

また、SEOに関しては、素人でも、最低限の知識を身に付ければ、「サイト評価の上がりやすいナビゲーションの仕方」「クリックされやすいメニューやバナーの配置」など、自分なりに工夫をこらすことができますから、デザインの全てを運営側に一存する無料サービスより、改善はしやすいです。

そういう意味で、検索エンジンに強い=付き合いやすい、といえば、その通りです。

WordPressは拡張性に優れる

WordPressは世界中にユーザーがいて、一つのビジネスとして成立していますから、日に日に、新しいプラグイン(拡張機能)が開発され、多くのものがユーザーに無料で提供されています。

スライドギャラリー、SNSとの連携、ショッピングカート、ドキュメントの埋め込み、コンタクトフォーム、等々。

ワンランク上の有償版を購入すれば、プロ仕様の機能を簡単に取り入れることができますし、テーマ・テンプレートも、プロがデザインしたものを購入すれば、素人でも、非常に見映えのいいサイトを作成することができます。

つらつらとテキストを書き綴って、送信ボタンをクリック! で満足な人もあるかもしれませんが、コンテンツが、100、200と蓄積され、リピーターも付けば、それだけでは満足しなくなります。

というより、WordPressを運営するからには、そこを目指さないと意味が無いんですね。(お金も掛けてるし)

こういうと弊害があるかもしれませんが、タダのものにはタダの価値しかない……というか、やはり、人間、懸けた分だけ成長するのが本当だと思います。

どうせ無料と思えば、すぐに止めるし、大事にもしませんから。

サーバー代といっても、10万円も、20万円も、かかるわけではないのですから、一度、試しにやってみるのもいいと思います。

WordPressの小説サイトで、どんなことが出来ますか?

1. 記事の並び順を、章立てや人気ランキングなどで、自由にカスタマイズできる。

他社のブログサービスの場合、日付(降順)で固定されているのが大半です。

カスタマイズできても、せいぜい、特定の投稿を『トップに固定表示』ぐらいではないでしょうか。

その点、WordPressは、投稿をストーリー順に並べたり、特定のカテゴリーの、特定のタグが付いた投稿だけトップで表示したり、いろんなカスタマイズが可能です。

ファイルを直接編集する自信がなければ、プラグインの使用も可能です。

参考記事→ 投稿記事を任意の順番で並び替える functions.phpとページ属性の使い方

2. コンテンツのダウンロード販売が可能。

キャッシュレス化により、PayPalやLine Payなど、オンライン決済のツールも増えてきました。

WordPressの場合、他社の決済ウィジェットの埋め込みも可能なので、今後ますますダウンロード販売は簡素化されると思います。

3. ニュースレターの配信やSNS連携など、アプローチするプラグインが豊富

今はネット集客も全方位に働きかけが必要ですが、一人で作業できる量も限られています。

その点、WordPressは、ソーシャル系、集客系のプラグインも豊富なので、複数のSNSに一斉投稿したり、ニュースレターの申し込みフォームを設置したり、簡単に導入することができます。

4. 画像、動画、ドキュメントなどを駆使したコンテンツの見せ方が可能

他社のサービスの場合、埋め込みできる動画も、画像の配置も、すべて制限があって、「もっと、こうしたい」と願っても、実装されることはありません。

その点、WordPressは、世界中のユーザーのニーズに合わせて進化していますから、「数年前まで出来なかったことが、今年は出来るようになっている」というのが多いです。

中には有償プラグインもありますが、自サイトに絶対的にそれが必要なら、導入する価値は十分にあります。

5. 投稿の編集・管理が簡単。

過去に投稿した記事でも、頻繁にリライトしたり、追記や修正を加えたりする方は、WordPressの方が断然使いやすいです。

理由は、管理画面の投稿リストを、タグ別、カテゴリー別、日付別、メタデータ別など、いろんなフィルターをかけて、手軽に整理できるからです。

他社のサービスだと、何年も使い続けていると、過去記事も何処かに埋もれて、すぐには探し出せないし、note.com のように、自分のアカウントの投稿さえ一発検索できないサービスもあります。(管理画面のページネーションを何度もクリックして、ようやく目当ての投稿に辿り着ける謎仕様^^;)

またデータベースの直接編集が理解できたら、複数のコンテンツの語句やタグを一括変換、一括削除することも可能です。

(例: 全投稿で、WordPressを、誤って wordpress と記載。データベース(SQL)を直接編集すれば、何十、何百という投稿があっても、いちいち、エディタを開いて修正する必要がありません)

書いたら書きっぱなし……の人には、興味ないかもしれませんが、隅々まで、きっちりコンテンツ管理、品質向上に努めたい方は、絶対的にWordPressをやった方がいいです。
はてなブログも、ここまで充実した管理機能はありません。

6. コンテンツ・プロテクト(会員限定)が容易

WordPressの場合、デフォルトで、各投稿のパスワード機能が備わっていますし、プラグインを使えば、「サイト全体」「一部のカテゴリー」など、詳細設定も可能です。

会員限定のサイトを構築する為のプラグインもいろんな種類がリリースされていますし、検索エンジンを回避した、ナイショのサイトを作ることも可能です。

また、テキストや画像のコピーに対しては、コンテンツ・プロテクトのプラグインが充実していますし、自動的にウォーターマークを入れる機能もあります。

Google DriveやOneDriveなど、オンラインストレージのドキュメントの埋め込みを使えば、印刷・ダウンロードの可/不可も細かにコントロールできますし、メール通知、その他、いろんな拡張機能が使えます。

実際に、世界中の会員限定サイトや商用サイトに活用されているので、機能的には申し分ありません。

英語やePub、HYMLやCSSなどの知識が身に付く

WordPressを運営するなら、必然的に英語のドキュメントに目を通すことになりますし、ディープな情報を探すなら、英語検索は必須です。

最初は、プレッシャーに感じますが、英語サイトも、毎日、眺めていれば、心理的なハードルも下がって、だんだん分かってくるもの。

WordPressの場合、話題は固定されていますし、英文が完璧に理解できなくても、大要は掴めるものです。

もう少し慣れたら、外国語圏のプラグイン開発者とメールのやり取りもできるようになりますし、自然と英語力もアップします。

また、電子書籍を手掛けるなら、ePub(XHTMLやCSS)の知識は欠かせませんが、これらも日常的にWordPressをいじっていれば、ほぼ完璧に理解できるようになります。

WordPressという単体だけでなく、英語、HTML(XHTML)、CSS、ePub、PHP、script、しいては、SEOやWEBマーケティングまで、幅広い知識が身に付くわけですね。

自サイトを構築して、誰もがトップブロガーや年商1億になるわけではありませんが、サイト運営を通して学ぶことは非常に幅広いです。

何も知らない人が、ホームページや電子書籍の作成に、何十万、何百万とお金をかける一方で、あなたは年額1万ちょっとで、いろんな事ができるわけですよ。

画像のリサイズやバナー作成も、業者に頼めば、数千円、数万円ですよ?

WordPress関連の情報収集をしておれば、ワンクリックで、表紙画像やバナーが作れる無料サービスが、山のように出てきますけども。

まともにパソコンも使えない人が増えている中、会社勤めでも有利になるのではないかと思います。

もしかしたら、それが最大のリターンかもしれません。

電子書籍ePubも自分でラクラク作れるようになる

こちらの記事にも書いているように……

・ 一太郎で見映えのいい縦書き ePub を作るコツ 『Sigil』でXHTMLを整形する
・ Sigli で ePubを作る ワープロ『一太郎』から出力→ 編集のコツ

WordPressを通して、HTMLやCSSの知識を身に付ければ、ePubも自分でラクラク作れるようになります。
何故なら、中身のXHTMLは非常に似通っているからです。
業者に頼めば、一冊あたり数万円~数十万円。年間の管理費も馬鹿になりません。
でも、自作すれば、ワープロ『一太郎』の購入費ぐらい。
一度購入すれば、何年でも使えますし、10冊でも20冊でも無料素材を用いて、ラクラク作れますよ(^^)v
個人的には、Kindleより、Googleブックスがおすすめです。

個人サイトはオワコンなのか?

個人サイトは『オワコン』と言われて久しいですが、それはアフィリエイト収益を目的としたサイトが大半であって、個人の創作サイトやレビューサイト、骨子のしっかりした、専門性の高いサイトに関しては、まだまだ可能性は残されていると思っています。

医療・美容・教育・金融・販売など、他人の人生に直結するようなコンテンツは、審査が非常に厳しくなっていますが、個人的な旅行記や食べ歩き、収集マニア、ゲームやアニメなどエンターテイメント系のレビュー、マニアックな歴史や美術のウンチク、WordPress&PCカスタマイズなどは、まだまだニッチな需要があります。

何故かといえば、大手メディアや企業が小銭で募集しているWEBライターの記事は、総じて、『浅く、広く』で、そこまで有益な情報はのってないからです。

パブリック向けなので、そこまで過激なことは書かないし、字数も限られています。

もちろん、著名人の専門性の高いコラムやルポルタージュは読み応えがありますが、クラウドワークスなどで募っている一般人のWEBライターが書くものは、どれも似たり寄ったりで、個人的にリピートすることもないでしょう。書いている方も、「どうせ一本、500円」みたいな雰囲気が漂っていて、いわば使い捨ての投稿、責任も取らないし、愛着もない、というのが本音だと思います。

その点、いろんな思い入れがあって、ラーメンの食べ歩きや、全国廃虚ツアーなど、激アツの投稿を続けている人のサイトの方が面白いじゃないですか。

検索で、たまたま引っ掛かって、チラと見たけれど、どこかで見たような情報ばっかり、「こんなん、いらんわ」みたいな大手サイトは、頭数で勝っても、内容では、激アツの個人サイトには負けるのではないかと私は思います。(ジャンルにもよるけど)

そう考えれば、個人サイトというのは、ダイレクトに書き手としての自分をPRできますし、検索に弱くても、大勢のリピーターがついて、口コミで広がっていく可能性はあります。

最初は弱くて、ショボくても、いったん火が付いた時の勢いは、「匿名ライターの一人」より、はるかに有利だと思うんですね。

だから、どんなジャンルにしても、「大手では読めないもの」、「アルバイトのWEBライターには真似できないもの」を意識して、がっつり取り組めばいいのです。

多くのネットユーザーが、「やっぱ、個人サイトの方が面白いわ」と感じてくれたら、十分にやり甲斐はあると思いますよ。

また、「今後は動画が中心になる」という意見もあり、実際、YouTubeなどにビジターも流れていますが、一方で、「動画なんて、かったるくて見てられない」という層も一定数、存在します。

私も、料理レシピでさえ、動画とか辛気くさくて見ません。

材料と手順をテキストでざっと読めば十分。

ニュース解説も、いちいちテロップが入ったり、「え~っ、そんなの、許せな~い」みたいな合いの手が入るとイライラするし、一文で済むところを、「答えはじゃじゃーん……ハイ、こちらのパネルに注目!」とか過剰な演出をされると、オレは幼稚園児か!! って、叫びたくなるでしょう。

それより、ニュースメディアのコラムを一読する方が速いし、情報量が圧倒的に違う。

そういう嫌動画のネットユーザーは、今もGoogle検索を通して、優良なテキストを探し求めていますから、そういう層にヒットするものをかけば、良質なリピーターを得て、サイトも繁盛するのではないでしょうか。

何にせよ、今後はネットユーザーも、動画・画像派(観る人)、テキスト派(読む人)に二分して、まったく違う方向に突き進んでいくと思うので、自分はどちらの層にヒットしたいのか、よくよく考えて、ブログライフを楽しんで下さい。

小説サイトに便利なプラグインの一例

下記は小説サイトの構築に便利なプラグインの一例です。

Archive Posts Sort Customize
日時、記事ID、作成者、タイトルなどで、記事の並び順を細かく設定できます。(ホーム、タグ、カテゴリーなど)

Category Order and Taxonomy Terms Order
カテゴリーやタグの並び順をドラッグ&ドロップで自在にカスタマイズ可能。

Post Types Order
Intuitive Custom Post Order

どちらも記事やタグの並び順を細かくカスタマイズできる有名なプラグインです。

Google Drive Embedder 
Google Driveを使ったPDFやオフィスドキュメント、画像、ビデオなどの埋め込みが可能。自身の端末で同期管理できるので、ファイル編集も楽々。
ダウンロード、印刷の禁止など、機能制限もできます。

WP Content Copy Protection & No Right Click
右クリック禁止やショートカットーキーの無効化、警告メッセージなど、細かにカスタマイズできるプラグイン。
有料版では、java script、htacess などを使った、さらに細かなプロテクションが可能。

MATOMO アクセス解析
Google Analyticsより詳細なビジターログの取得が可能。Googleとデータ共有しないので、情報保護の点でも優れています。
詳しくは、小説サイトにGoogle AnalyticsよりMatomoアクセス解析をおすすめする理由

Custom Post Type UI
カスタム投稿機能を使えば、「SF」「漫画レビュー」「雑記」など、ジャンルごとに投稿グループを作成することができます。管理も非常に楽です。

Shortcodes Ultimate
素人には設置が難しいプルダウン、マーカー、ボックス、ボタン、ギャラリー、投稿タイトル出力など、様々なスタイルをワンクリックで挿入できます。

Ad Inserter – AdSense plugin, WP Ads, Header Code
元々は広告コード専用のプラグインですが、定型句、JavaScriptなどの挿入にも使えます。希望の位置に、特定の記事やカテゴリーだけ、表示・非表示と、細かくカスタマイズできるので、非常に重宝します。

Image Watermark
一番ムカつく画像のパクリもウォーターマークを自動挿入すれば高確率で防げます。
同様のものに Easy Watermarkがあります。

Display Posts Shortcode
記事タイトルやコンテンツの出力を容易にするプラグイン。小説サイトの場合、導線が非常に重要なので、前後のエピソードやカテゴリー内のタイトルを一覧表示するのに便利です。Twitter風の短文投稿を1ページにまとめて表示もできます。

初心者におすすめのレンタルサーバー

ここからはお約束のアフィリエイトです。

投げ銭代わりにクリックして頂ければ、管理人が喜びます。

初心者なら月額250円~のスターサーバーで十分。テキスト系サイトなら、一日数万PVでも落ちません。

私も4年ぐらい使っていました。(ミニバード、ファイアバードの時代) ネットオウル・ポイントもなかなか便利です。



中級者に昇進したら、エックスサーバーに乗り換えましょう。ここは本当にレスポンスが早いし、次々に新しい機能を導入して、サービス精神も旺盛。
カスタマーサポートも親切ですよ。バックアップ機能やキャッシュ機能なども充実しています。



WordPressに特化した高速サーバー。私も一年使いましたが、総合的にはエックスサーバーの方が使いやすいです。



独自ドメインの取得はネットオウルの「スタードメイン」がおすすめ。
上記のスターサーバーと併せて使えば、ネットオウル・ポイントでお得です。
私も長年使っています。



この記事を書いた人

石田 朋子のアバター 石田 朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。1998年よりホームページを運営。PCと車が大好きな80年代のサブカルファン。WordPressとは10年以上の付き合い。普段はぼーっとしたお母さんです。小説より漫画とアニメに詳しいヲタで、昭和の名作漫画は大半の台詞を空で言うことができます。東欧在住。本を買ってくれたら喜びます。

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